アマプラでちょっと風変わりなアニメを見つけたので視聴。
その前に作品を検索すると、「ウェス・アンダーソンのお気に入り」らしい。
で、確かに。ウェス・アンダーソンの『犬ヶ島』とか『ミスターフォックス』における動物描写に通じるものがある。
いわゆるディズニーアニメのような大仰なセリフ回しではなく、ちょっとハードボイルドな雰囲気のやり取りは影響を受けている。
で、話自体は良く分からない。とある研究施設から逃げ出した2頭の犬の話なのだが、裏にある陰謀がよく分からない。
どうやらペストの研究所らしく、犬はペストに罹患してるのか、あるいは病原菌を保持してるのか、その辺がよく分からない。
犬はただただ研究所に戻りたくないので人間から逃げ続ける。
あと分かりにくいのは字幕のせいだろう。
AI翻訳ではないだろうけど、非常に硬いのだ。おそらく翻訳した人間は、この映画をすべて観たわけじゃなくて、単に脚本のセリフを訳しただけだろう。だって、映画全体の統一感がない。それに直訳というか、英語のイディオムを理解せずにそのまま日本語に落とし込んでるだけ。文脈も無視してる。死ね。
ときおり、研究所の猿のカットが差し込まれるが、まったく意味不明。
人間たちもあまりに無能。たったの犬2匹も捕まえられずに1か月以上てこずるって何それ。
罠をしかけろよ。
最後も犬たちが海に逃げるのを黙って見逃してるしね。何がしたいのか。