ニコケイのどうしようもない映画。

 

といっても、100点中40点くらいにはなる。

 

加点要素は、ニコケイと監査役。この二人は良い。憎まれ口を叩き合って、最後は薄い共闘関係になるのもよい。

グロ描写はそこそこ頑張っていたが、ぶっちゃけもっと頑張れと思う。そういう種類の映画じゃないの?

 

で、問題点は山ほどある。

まず、この映画の製作が5000万ドル、すなわち50億円以上かかってるけど、とてもそんな映画には見えない。

CGもかなり稚拙。何にそんなにお金がかかったんだ?ほとんどニコケイのギャラだろwwww

敵役のカルト教団も魅力がないのが、大きな減点。

というか、カルト教のテンプレ描写ばかりで、つまんない。悪魔とか地獄とつなげるためにカルト教を敵にしたんだろうけど、まったく機能してない。これならもっと単純なギャング団の誘拐で良かったよ。

 

あと、上映時間。この内容で104分は長い。どー考えても89分で納めるべきだった。90分を切るのが大事。

その方が濃密で、もっと異常な映画になれたのではなかろうか。

 

アンバー・ハード演じる女も不愉快だ。

この映画、実は『コマンドー』と構成が近い。

無敵の主人公、巻き込まれる女、女の子を救出、ということでね。

でも、巻き込まれる女の好感度がまるで違う。生意気で下品でまったく好きになれない。

ファックファック言いすぎて頭の悪さもムカつく。

お前は空手の通信教育から学び直せ。