ひっさびさにヒドイ脚本だな、と思った。

 

ジェイソン・ステイサムは素晴らしい。アクションのキレもよい。

しかし、それ以外は全部ダメでしょう。

 

唐突に主人公がギャンブル依存症みたいになるけど、何の伏線もないのがな・・・。それに依存症の描写も、どうなんだろうか?決して分かりやすくはないよな。別に依存症には見えない。ただの無鉄砲とか、馬鹿だとか。

あと、自分をギャンブル依存症と認めただけで解決してたけど、それはないだろうwwww

つまり、この依存症の描写がまったく無駄でしょう。

 

なので、相棒的に出てくる金持ちの若者も意図不明。ラスベガスに遊びに来たのは偽りで、実はステイサムに会いに来たのが目的。

でね、これが最も意味不明。このガキ、若くしてひと財産稼いだらしいが、なぜかコンプレックスがあるらしく「僕は腰抜けだ。何か根性のあることしたいんだ。教えてくれ」って、お前発達障害?wwww

 

このガキの言ってることは完全に支離滅裂で意味不明なのだが、好意的に意訳するならば「ソフトウェア開発で思いもしない大金を得たけど、僕はそんなすごい人間じゃない。世間の描く虚像と実像の乖離に耐えられない。だから、何か危険なこと、体を使うことをして成長したい」ってことなのかな。

まあ、金持ちの道楽ですよね。だったら、スポーツとか、スカイダイビングとかエクストリームスポーツやってスリルを感じればいいんじゃね?

そもそも、ステイサムに何を求めてんのかが、マジで分からん。

こいつは、最後にお金と航空券をあげるために引っ張り出された存在でしょう。

 

さらに、映画全体で観れば、山がない。アクションは所々という感じで、相手が雑魚ばかりで噛み応えがない。

ま、アクションは合格点かな。ギリ。

 

でも、やっぱストーリーがダメだ。ステイサムの元カノがどこぞのマフィアに暴行されて、その復讐を頼んでくる。うーん。これが共感できない。そんなの警察に行けや。別れた男に頼むんじゃねーよ、クソ。殺すぞ。

で、その復讐は映画の前半で終るんですよ、あっさりと。

 

で、そのあとは、ボコったマフィアから糾弾されるんですけど、その裁判もなんかなー。とにかくステイサムが余裕しゃくしゃくなんで、緊張感はない。かといって、ステイサムが圧勝する爽快感もあんまり、という非常に中途半端。

 

で、いつの間にかラストのレストラン戦闘になってる感じ。

 

で、え?これで終わり?

って感じ。

なんかね、いつ本編が始まるのかなーと思ってるうちに終わってました。

うーん。ハズレ映画です。