マンガ夜話の話をどれだけするんだって感じですけど、します。

 

よく引用として使われる漫画はいる。

その代表例が、大友克洋。この人はとにかく圧倒的な画力を語る時に出てくる。「大友以前、大友以後でマンガが変わった」と言われる。いしかわじゅんも大友の画力は認めている。だからなんだって感じだが。

でも、普通の人って大友知らねえよね。いわゆる超特大ヒット作はない。童夢、アキラとかちょっと詳しい人が知ってるレベルでしょう。

 

あと、マンガ夜話はトキワ荘世代には手厳しい。特にいしかわは厳しい。なにかジェラシーなのかな、というくらい理不尽に貶める。特に、石森章太郎、横山光輝、赤塚不二夫あたりは「絵が古い、うまくない、ワンパターン」と徹底的にこき下ろす。

なんかこう、この世代の大御所って、基本的にべた褒めされるばっかなので新鮮ではあるけど古いファンは怒るでしょうね。

ようは、マンガの良いところではなく、重箱の隅をつついて、文句を言っているような感じだからね。

 

だからそういうヒリヒリした時代を見てしまうと、2004年以降のヌルヌル夜話は本当につまらない。