85分で済む話を無理やり110分まで引き伸ばした映画である。


では何が原因なのかというと、わけわからん教祖のシーンが延々と続くからである。


この監督はよほどのニコラス・レフン好きのようで、全編にわたり、パクリまくっている。

照明、音楽などモノマネの領域である。


はっきり言ってその演出はまったくもって的外れで効果無し。

素直に85分で作ればいいのに。

何度も出てくるアニメの夢も、まったく無意味。作品に深みを出そうとしたのだろうが、その浅薄な企みが露呈してるだけだ。


主演のニコケイは良い。

監督のオナニーと言うか、自己顕示欲に塗れた演出がなければもっとマシな映画になっていた。