この映画を観たのはいつだったか。
2年くらい前だったかな。
すごい映画だった。
見世物小屋を舞台にした映画で、出てくる奇形は、すべて本物。
小人症、無頭症、四肢欠損、などなど。
もう、ものすごい映像だ。
この映画で観たような映像を、私は他の映画で観たことがない。
つまり、オンリーワンの映画だ。そんな映画はなかなかない。
マネもできない。
で、映画としてのデキは悪くない。
奇形人間の心を弄び、金儲けをしようとした男を、奇形人間がボコボコにするという話である。
当たり前だが、彼らにも意志があり、感情があり、人並みに知性はある。
動物ではないのだ。
そのことをまざまざと見せつけてくる。
今でも、この映画に出てきたような奇形を持つ人は地球に存在するのだろうけど、今や映画の中で観ることはないだろう。
唯一の例外で、小人症だけはしょっちゅう映画に出てくるけどね。
一番インパクトを受けたのは、あの頭が極端に小さい、髪にリボン結わえたアイツ。
男か女かも分からん。あの衝撃的な顔のわりに、愛らしい動作。