ジャッキー・チェン。

私が彼を知ったのはいつごろか。幼稚園生のころだろう。レンタルビデオ、もしくはテレビでやってる映画で観たのだ。

ジャッキーの映画を観た後は、弟とジャッキーごっこである。お互い殴るフリをして遊ぶのだが、もちろん途中からマジ喧嘩になる。

 

今になって映画を観まくり、70年代、80年代のジャッキー作品を多く見た。

でも、どうしても、ラッシュアワー以降の作品は観てない。

まったくではないが、見る数は減った。

 

そんな彼の新境地ともいえる『ザ・フォーリナー』。

 

日本人にとってイギリスはよくわからない国だ。イギリスという一つの国ではなく、イングランドとか、アイルランドとか、ウェールズとか、いくつかの国の集積国家なのだ。

そのことを知ったのは、日韓ワールドカップのときかな。だって、イギリスじゃなくて、イングランドだったから。

で、アイルランドとかスコットランドがイギリスからの独立をしたがっている、というのはたまにニュースで知っている。

でも、日本人は独立とかの感覚が非常に弱い、というかほぼゼロなので、何をそんなに必死になっているのか、実感をもちにくい。

 

で、アイルランドテロに巻き込まれたジャッキーがブチキレる映画である。

この映画が始まって最初のショックは、ジャッキーの風貌だ。

やけに老けたおっさんなのだ。しかも、吹替声優が石丸じゃないwwwww

白髪で、顔は皺だらけで、目から生気が感じられない。

一人娘を大事にしてるようだが、その娘は爆破テロで爆殺。

 

で、ジャッキーは自分で犯人を見つけ出そうと奔走するという話。

しかし、政治家も微妙に絡んでいて、政治陰謀も出てくる。

 

森の中の戦闘はまさに、ジャッキー版『ランボー』である。罠をしかけるところとか、モロ。

 

ただ、そのアイルランド独立問題の独立軍の内ゲバと、ジャッキーは直接関係なく、ストーリー構成が三つ巴になっているのだが、内ゲバ描写が非常にツマラない。

なので、もっと簡単に政府VSジャッキーにしろよ。くそが。