別にいまさら文句いっても意味ないけどさ、公開当時、呪怨って話題でしたけど、これ、なにが面白いの?
あのー、奥菜恵カワイー、伊東美咲カワイー、市川由衣カワイー、なだけでした。彼女たちのプロモビデオですか?
いわゆるショック演出は多数ありますし、いくつかは驚きます。
でも、それってびっくり箱的な驚きで、まったくもって映画的演出とは言えないし、低俗です。
そもそも、この映画、人物描写をかなり軽んじてるので感情移入はほぼゼロ。
次々に呪い殺されるけど、別に悲しくないっすよね。死ぬの分かってるし。
まず、ストーリーが皆無ですよね。なので、深夜の15分くらいの尺のドラマには適任でしょうけど、どう考えても長編向きではない。実際、この劇場版も長編と謳いながらも、実質はオムニバスですし。10~15分の連作。それに、一つ一つがつながって最後に集結する、というものではなく、あくまで独立してる。一部は時系列をいじってますが、これは明らかにタランティーノの『パルプ・フィクション』のまねごとでしょうね。効果はゼロでしたけど。
色々とおかしな点はありますね。
特に最後の女教師が家庭訪問するくだりは、あいつのクラスに俊雄って男の子がいたってこと?
それにあの家に立ち入り禁止のテープが貼ってあったのに、入ったってこと?
あるいは時空の歪みで過去と未来が一緒くたになってる?それってSFじゃん。死ね。
なので、かなーり中身は空っぽ。
その割にグロ描写もないので、かなりスカされました。なぜこれがヒットしたのだろう。
まあ、テレビCMが優秀だったんでしょうね。それだけです。