タランティーノのお気に入り映画。

これは、素晴らしい映画ですね。

修行シーンがたっぷりと見れて、なおかつ、その修業が実戦で活かされるので、非常に嬉しい。

主人公が辛酸を舐めて修行に励み、復讐を果たすというリベンジ映画。

 

でも、色んなことを考えさせられます。

まず、少林寺という存在。

僕らのイメージだと少林寺=拳法って感じですけど、もともとお寺ですから、武道は修業の一環なんですよね。

なので、別に武道ばっかりじゃなくて精神鍛錬とか読経、写経もあるんですよね。

で、大事なのは「少林寺は世事をかかわらない」という決まり。

つまり、僧侶は社会から逸脱してるんですよね。なので、修道女と近しい感じなんですかね。

 

なので、少林寺拳法をどれだけ極めても使い道がないんですよね。

でも、主人公はこれに反発するわけです。

社会に戻り、かつての悪党どもに復讐するんです。なので、この行動は少林寺的には破門レベルなんです。

 

ま、最後は、主人公が大僧正になって弟子を鍛えてるんですがね。

 

それにしても、この時代の香港映画にしてはかなりストーリーがしっかりしてます。

驚いた。