ABEMAで観ました。
名作の誉れ高いやつですが、初鑑賞。
前に、「BSアニメ夜話」で激賞されていたので、期待して観たのですが、そんなに「傑作だ!!!」とまでは感じず・・・。
もちろん、爆笑ポイントもあるし、キャラの行動理由にも筋は通ってました。
ただ、これもよく言われることですけど、「クレしん」っぽさは薄いですな。
だって、劇場版なのに春日部から出ませんからね。
まあ、すべては製作陣の意図でしょうけどね。
印象としては、一つ一つの場面がしっかりと描かれて、時間もたっぷり取ってある、という感じ。
ようは、やっぱり舞台がこじんまりしてるので、一つの場面に多くの時間が割ける、とも言えますね。
特に最後の方の、塔を一家で登るシーンの、ミサエが柱に這いつくばるシークエンスはギャグもたくさん盛り込まれてますけど、めっちゃ長いですよね。ちょっとしつこいな、っつーくらい、あの場面。
で、最後のしんのすけの階段を駆け上るシーンで泣くかなーと思ってたら、まったく泣かず。あ、そんなもんなんだ、俺って。
でも、別に泣ける≠良い映画ではないことは繰り返し述べてますが、この映画も良い映画です。
ある種、クレしんの変化球としてはアリ、と思います。
まあ、色んな点で異例な映画です。
・春日部から出ない
・敵側に変な奴がいない(オカマキャラとか、怪人とか)
・敵側が市井の人々
・ボスと冷静な対話がある
・敵が自殺をほのめかす
この次の時代劇の奴も号泣必至みたいな世評ですが、観なくてもイイかも、と思ってます。
冒頭のいきなり、現実離れした怪獣襲撃シーンは映画1作目の『ハイグレ大魔王』のオマージュですかね。
あと、しんのすけと風間クンのホモシーンは、ハズレなしで面白いですね。あと、スナックの場面とかね。ああいうのがクレしんの神髄ですよね。爆笑します。