いわゆる「やり直し」系、「タイムリープ」系の映画です。

同ジャンルでいえば傑作『恋のデジャブ』、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』など。

まどマギもそうです。

 

面白かったです。

冒頭からなんとなーくテレビゲームっぽい感じで、色々とやり直して進んでいくのはまさにテレビゲームですよね。

正直、SF的な設定は意味不明ですけど、それは良いです。

ゾンビ映画と同じで、「ゾンビがいることに疑問は持たない」ことが大事です。

 

タイムリープ系はよほどのことがなければ、面白くなります。

タイムリープを経験する主人公=観客の目線になるので、感情移入は簡単。

それに、自分以外はリープしていない、という孤独感、切なさは絶対に出てくるので、これまた感情移入。

この映画は親子愛を軸に話をドライブしていきます。

 

そこそこ成功していますが、ラストがあっけないかな。

最後、このループから抜け出すには、主人公が犠牲になる可能性があることが分かるものの、主人公は嫁と子供を守るために進んで自己犠牲を選択。

結局、その結果はどうなったのかは示さずにエンド。これはちょっと良くないですね。

主人公が消えたのか、助かったのか、どちらにせよ、その後の家族の様子を描いてくれれば、感動は倍増したのに。

監督からすれば「結末は観客が予想してね」と『インセプション』的なエンドにしたかったんでしょうけどね。

 

 

あのね、『インセプション』はね、あれでいいんです。あれは駒が回り続けるのか、止まるのかによって、夢から醒めたかどうかが分かるんですけど、あの映画では駒が回り続けた途中で終ります。でも、あれは、主人公がもう駒を観ずに子供たちのもとに向かったことがエンドなんですよ。夢でもどっちでもいい、と吹っ切れてるんです。だから、駒が止まろうが止まらまいがどっちでもいいんです。

 

でも、この映画は、そこまで深堀できてないんで素直に結末を描くべきでした。

 

 

ちなみに、私はナオミ・ワッツ好きです。

なんかね、そそるんですよね。勃っちゃうんですよねー。シッコシコですよ、ええ。

年とっても美人で好きですねー。