今日限りでU-NEXT退会します。はい。
なので、在庫整理とばかりに観まくってるんですが、まだ観てないルチオ・フルチ作品を観ようと。
でね、やっぱね、ルチオ・フルチの映画はつまんない。
面白いシーンはあるけど、映画としてのデキはひどいよ。
だから、観る側も「ルチオ・フルチの作品だから」と前置きをして見なくてはならない。
ストーリーが破綻してても、キャラが立ってなくても、無駄なシーンが多くても、これは「フルチ映画だから仕方がない」とこちらで受け止めなくてはならない。
昨日と今日で観たのが『マンハッタン・ベイビー』と『新デモンズ』の2本。
うーん。グロシーンを撮りたくて作ったような作品ですね。両方とも考古学者が古の呪いにかけられるみたいな話だが、別に何かが解決するわけでもなく、ストーリーはいつの間にかほうっておかれて映画は終わる。
目玉が飛び出したり、潰れたり、体が真っ二つに引き裂かれたりするけど、特殊メイクがひどいんだよなー。学生映画レベルなんだよ。特に『新デモンズ』の終盤の股裂きシーンはもう作り物がバレバレで冷める。
でも、この2本を観てて、なんか既視感あるなーと思ったら、これって「ジョジョの奇妙な冒険」じゃん。
特に、ゾンビとか波紋の1部と2部のころのね。
ゾンビの目が飛びだしたり、舌を引き抜いたりするところって、思いっきりルチオ・フルチですね。
まあ、作者の荒木飛呂彦はもともとホラー映画好きを公言してますけど、ダリオ・アルジェントよりかは、フルチからの影響が強いですね。
ハッキリ言って、映画を撮るのはアルジェントの方が百倍上手です。フルチは下手クソです。
でも、その下手さ、チープさ、嘘っぽさがジョジョに影響を与えてますね。