Youtubeでディズニー短編映画を観続け、「ミッキーマウス」シリーズと「ドナルド・ダック」シリーズを視聴完了。両方合わせて250本以上を見終えた。
感じたことは、キャラクターとしてはドナルドの方が「オイシイ」キャラだな、ということ。
ドナルドは正義にもなれるし、悪にもなれるのだ。いじめる側もいじめられる側も両方できる。
なので、作品を作る人からするとドナルドはかなり優秀なキャラなのだ。
一方、僕らのクラスのリーダーであるミッキーだが、そんなにいいキャラではない。
いかんせん主人公なので、悪いことができない。汚れ役ができないのだ。
なので、ミッキーシリーズよりドナルドシリーズの方がアニメとして面白い。
こういった事象は稀によくあることである。
主人公よりもわき役の奴の方が人気高いみたいなことね。
というのも、やっぱり主人公っていうのは殺されるわけにもいかず、安易に負けさせることもできず、作者的には扱いにくいのである。
その点、わき役はちょっと乱暴な扱い方をしてもいいや、みたいな感覚で動かすことができ、時折、大人気になるわけである。
分かりやすい例でいえば「バキ」シリーズだろう。
初代の「刃牙」のころはまだ、主人公していたが、「バキ」以降は完全に出番激減。
かわりに愚地独歩とか花山とかジャックとか脇役たちが活躍するようになった。
なぜか?
バキの戦いには緊張感がないのだ。なぜなら、どうせ勝つから。バキが脚を失ったり、腕をちぎられたり、目をえぐられることはないだろう、と分かってしまうのだ。どうせ、余裕こいて勝つんだろ、と。
その点、わき役たちは違う。すでに烈海王が証明したように死ぬ可能性もある。なので、わき役の戦いの方が緊張が数倍高いのだ。