カルト映画と呼ばれる日本映画。
うん、面白くはない。良い映画でもない。名作でもない。
あえて言えば印象的なシーンがある。
光と影のコントラストが利いていて、ほとんど顔が真っ黒にベタ塗りされたようなシーンもある。
ストーリーはよく分からん。
殺し屋をテーマにした映画は死ぬほど多い。
低予算で作られるからだろう。
だいたい、主人公は男で、冷徹で、プロの殺し屋で、腕利きで、無口である。
なので必然的にハードボイルドな雰囲気になるのはやむを得ない。
この映画では殺し屋が大勢いて「ランキング制」になっているようだ。ホストじゃねえんだから。売掛金とんのか?w
で、主人公は3位の殺し屋。なので腕が立つということだが、全然弱い。
まあ弱い。口では「殺す殺す」言うけど、なかなか殺せない。
プロシュート兄貴じゃないけど、プロの殺し屋がチンピラみたいに「殺す殺す」言うなとは思います。
終盤は完全にホモ展開になります。
主人公を殺しに来たNo.1殺し屋ですが、さんざん嬲ってなかなか殺さない。
この辺がプロっぽくない。さっさと殺せよ。リスクを冒さないんじゃないのか?プロは。
で、いずれ殺すけど、ボクちんと一緒に生活しようと言い出し、二人腕を組んでお出かけしたり、飯食ったり、小便も一緒に行ったりと完全に「ああーーーーー!」である。
編集はゴダールの真似事でしょう。ぶつ切り、意図的なつながらない編集、など。
まあ、別にそれはいいです。