中学の同級生のSは、口の匂いが金魚のエサみたいなニオイの男だった。

ようは臭かった。

 

で、こいつの特徴はそんなことではなく、とんでもない吃音、つまりはドモリであったことだ。

もう、ものすごい。高校で出会った通称”緊張マン”に勝るとも劣らない、ドモリ具合だった。

なんか、得意な行と苦手な行があって、だ行とか、か行はヤバかった。

そいつと中学3年くらいで仲良くなって喋るようになってから、吃音が私にも移ってしまった気がする。

 

そいつはリアルに「お、お、お、おい、き、き、き、き、きききき、昨日のテ、テテ、テレビ見た?」とか話しかけてくるのだ。さらに結構おしゃべりなのだ。

 

さらにこいつは自称お笑い好きで、当時の爆笑オンエアバトルとかをよく通ぶって批評していたかな。

死んでほしいと思う。

ちな、こいつの母親が高校の時に死んだらしい。

もちろん、ざまあみろと思いました。