父の実家は五右衛門風呂だった。

そこには伯父家族が住んでいて、遊びに行くとよく風呂を沸かすのを手伝った。

火に薪をくべるのが楽しかった。

その薪も伯父が割っていたのだ。そんなに大昔の話ではない。1993年ごろの話である。

 

その頃は私の家もアパートで、いちいち給湯器に点火しないとお湯が出なかった。

お風呂もお風呂専用の湯沸かし器を起動しないとお湯が出なかった。

私はそういったものを体験した最後の世代だと思う。

 

それ以降は、お風呂は自動で沸かすようになり、追い焚きもできる。

だから何なんだよ。死ねよ。