中国、原発の燃料棒の破損は認めるも、燃料棒の破損はよくあることと一蹴 | ボルタのブログ

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本文は、6月17日の日経新聞の要旨及びそれに関するコメントです

要旨

 中国政府は16日、広東省台山市の台山原子力発電所で燃料棒5本に破損があったと発表した。冷却剤の放射性物質の濃度が上昇したものの、原発運転基準の範囲内としてた。

 中国当局は、燃料棒の破損は珍しくなく、多くの原発で破損しても運転を継続していると説明した。また、回路での冷却剤である放射性物質の濃度上昇と、周辺への放射性物質の漏れは「完全に異なる別の事象だ」と指摘した。

 原発周辺の放射線量の許容値を引き上げたという一部報道についても、「事実ではない」と否定した。国家核安全局は回路の冷却剤にかかわる放射線物質の濃度に関する基準値を審査して認可をしたと言及し、同基準値を変更した可能性を示唆したものの、原発の周辺の測定データとは関係ないと主張した。

 

コメント

・中国は、自身のメンツを保つため、こういった事故は基本隠す傾向にある。

・しかし、今回は既に中国はこの原発の放射能漏れを自国のみで解決できないと判断し、フランスを介してアメリカに泣きついている。

・この原発を製造したフランス企業フラマトムは、既にこの原発は危険水域に達しており、このまま使用を続ければ第二のチェルノブイリになると警告している。

・またフラマトムは、この原発の異常は昨年10月からあった可能性があるとも述べている。

・通常、原発の燃料棒の破損は地震等の外的圧力がなければ起きるはずがない。そのため、今回の中国の発言には、大事にしたくないという中国の意図が見え隠れしているように見える。