5G-SDC、ローカル5G導入ガイドを作成 | ボルタのブログ

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 5G(を活用した産業DXの推進を目指す業界団体「5G利活用型社会デザイン推進コンソーシアム(5G-SDC)」は6月1日、ローカル5Gの導入を検討している企業や自治体を対象に、導入情報をまとめた「ローカル5G入門ガイドブック」を公表した。(Fig.1)5G-SDCのWebページから無料でダウンロードできる。ガイドブック公開によって、幅広いユーザー企業や自治体のローカル5Gへの理解を深め、導入に向けた機運を高めたい考えだ。

Fig.1 今回発表されたガイドブック


今回公表したガイドブックは、情報通信分野との接点が少なかった企業や自治体でも、ローカル5Gの導入を具体的にイメージしやすい内容になっている。特に製造業が工場にローカル5Gを導入し生産性向上につなげる事例を手厚く紹介している(Fig.2)。導入検討からサービス開始までトータルで約6.5カ月のスケジュールが必要といった具体的なノウハウなども記載している。(Fig.3)

Fig.2 製造業が工場にローカル5Gを導入し生産性向上につなげる事例の一例

Fig.3 導入検討からサービス開始までのスケジュールについての説明

 


また、導入に必要な費用の説明の事例(Fig.4)やローカル5G免許申請の手続き(Fig.5)、5G投資促進の税制関連諸制度についての説明についても分かりやすくまとめられている。(Fig.6)

Fig.4 導入に関する費用の説明

 

 

Fig5 ローカル5Gの免許申請手続きについての説明

Fig.6 5G投資促進の税制関連諸制度についての説明

 

電子情報技術産業協会(JEITA)の調査によると、ローカル5Gの世界の市場規模は30年に10.8兆円まで拡大すると見込まれている。また、今回のガイドブックには書かれていないが、既存のローカル5G免許を所有している富士通などに依頼するという手段もある。