本文は、7月19日のAP通信の要旨及びそれに関するコメントです
要旨
中国南部地方で1カ月以上にわたり豪雨が続き洪水が発生している中、安徽省当局が増えた水を放流するための措置としてダムを爆破した。
CCTVは、安徽省のジョ河のダムが爆発物により破壊され、水位が70センチメートル以上下がると予想されると説明した。
現在中国では433の河川で警戒水位を超える洪水が発生している。このうち33カ所は過去最高水位を記録した。
一方、世界最大の水力発電ダムである三峡ダムの水位も最高水位に近付いており、中国当局が鋭意注視している。
コメント
・今回の措置は、どのダムが決壊するか分からない状況のため、自ら破壊し、洪水を誘導したという。
・今回の措置は下流の農村部に流れるように破壊したという。
・上流部への新たな大規模降雨のピークは21日に来ると予想されている。
・中国では本格的な洪水のピークは8~9月であり、まだまだ、この危機は続きそうだ。
・そのような状況で、中国国営メディアは、三峡ダムは円滑に機能していると報道している。