2017年、2年前の5月下旬辺りから、視野がおかしくなってきました。

 

右目の視界の上半分が茶色い幕のようなもので見えなくなってきたのです。

 

さっそくネットで調べてみると「緑内障」の症状と酷似していました。

 

一番左の状態に近かったです。

 

 

「なんだ、緑内障か」

 

ホッとすると同時に、説明文の最後に目が釘づけになりました。

 

・脳腫瘍でも同じようなことが起こる場合がありますので、すぐに病院へ行ってください

 

と書いてあったのです。

 

僕は自分に言い聞かせました。

 

「緑内障に違いない」

 

「いや、これは緑内障だ」

 

「きっと明日には良くなっているさ」

 

 

しかし、視野欠損は良くなるどころか、どんどん進んできたのです。

 

 

数日後、頼んでいたサプリが宅配便で届きましたので、いつも通りに自分の名前をサインしようとして…

 

漢字が思い出せない…

 

何十年も書き続けてきた自分の名前が書けなくなっていたのです!

 

 

しばらくすると、ひらがなも怪しくなってきました。

 

「く」がどっちに曲がっているのか思い出せない。

 

「き」がどっちにふくらむのか、思い出せない。

 

 

そういう状態で6月8日に東大病院に行ったところ、ドクターからレッドカードが出ました。

 

「肺よりも脳の方が問題です。これだけ大きな脳腫瘍があると、来週にでも手足が動かなくなるとか、呼吸が止まる可能性があります」

 

この状態でした。

 

大きさ的には3センチくらい

 

 

脳腫瘍のまわりも腫れ上がり、脳のシワがないような状態

 

 

 

脳の上部分1/4くらいが腫れています

 

結構上のほうにあったみたいです。

 

これじゃ、自分の名前も忘れるわけです(笑)。

 

 

「医者が100人診たとすると、100人が入院を勧める状態です」

 

とのことで、僕も入院を決意しました。

 

 

その後に起こった「気持ちの変化」により、

 

メンタルはすっかりと楽になりました。

 

詳しくは→https://ameblo.jp/toneket/entry-12474895409.html

 

 

しかし…

メンタルが楽になったから、脳腫瘍が消えるかというとそう訳ではありません。

 

僕の脳腫瘍は「放射線治療」で治療することになりました。

 

西洋医療は対処療法としては素晴らしいです。

 

 

 

入院後の6月19日から5日間、放射線による治療を行いました。

 

ガンマーナイフでは対処できる大きさではなかったので、定位照射という方法でした。

 

5回に分けて、様々な角度から放射線を腫瘍に当てていくのです。

 

そのため、頭の位置がずれないように固定具を作りました。

 

 

なんか笑えます。

 

ふざけてこれをつけたまま、院内を歩こうとして妻に止められました(笑)。

 

 

放射線治療を受ける際に、僕が気をつけていたことがあります。

 

気をつけていたというか、意識していたことですね。

 

同じ治療を受けるにしても、

 

 

上手くいくかな

 

ダメじゃないかな

 

ああ、いやだ

 

心配だ、不安だ

 

 

そんなふうに心の中で念じていたら、きっと治療効果も下がってしまうでしょう。

 

ですから僕は

 

 

この放射線というものを発明してくれた人、ありがとう!

(キューリー婦人か?)

 

この放射線治療器を発明した人、ありがとう!

 

この放射線治療器を作ってくれた人、ありがとう!

 

この放射線治療器をこの病院にすえつけてくれた人、ありがとう!

 

この放射線治療器で僕を治療してくれている人、ありがとう!

 

ありがとう!

 

ありがとう!

 

みんな、ありがとう!

 

 

毎回、こう心の中で念じているうちに、約10分程度の治療は終わりました。

 

 

 

治療前に放射線科のドクターは言いました。

 

「脳腫瘍には放射線はよく効くんだよ」

 

「だからきっと上手くいきますよ」

 

まあ、僕は脳腫瘍は消えると確信がありましたので、なるほど、そうなのか、という感じで受け取りました。

 

ドクターはこうも言いました。

 

「髪は抜けますから」

 

そう、髪は抜けました(笑)。

放射線が当たった部分だけ抜けたので、変な髪型になってしまい、全て切りました。

 

髪がちゃんと生え、帽子をかぶらなくてもよくなるまで半年ほどかかりました。

 

退院してから約10日後のCTは

 

じゃっかん、色が濃くなっているものの、腫瘍は無くなっていました!

 

今でも視界の中を光が飛んだり、頭がふらつくことはあります。

 

やはり、頭の中にあれだけの腫瘍があったわけですから、CT上で消えていても完全に元に戻るまではもうしばらく時間がかかりそうです。

 

 

病院の治療も素晴らしかったですが、やはり一番大事なのは“気持ち”です。

 

どのような“気持ち”や“意識”で治療にのぞむのか、

 

その“気持ち”や“意識”が治療の結果に大きな影響を与えると、僕は思うのです。

 

不安や恐れはネガティブなエネルギーを作り出し、体にも影響を与えます。

 

 

体調が悪いとそれに気持ちが引っ張られることは避けられないことですが、

 

意識のベクトルを“感謝”に向けることは出来ると思うのです。

 

 

治療に感謝

 

食事に感謝

 

家族に感謝

 

そしてなにより、今日、生きている、この体に感謝。

 

 

全てはエネルギー。

 

自分ができることをやる。

 

まずは、そこから。

 

読んで頂いて、ありがとうございます。

 

 

 

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