これって、結構考えてなかったりする。

 

明確な人は明確。

 

お金のため

 

名誉のため

 

世のため

 

人のため

 

 

僕は

 

肺がんステージ4を宣告されて

 

恐怖におののき、

 

それでも必死に『生』にしがみつき

 

途中からは「明け渡し」て

 

なんとか、大きな峠を越えることができた。

 

 

僕自身に確実に言えることは、

 

自分のためだけだったら、ここまで来ることはできなかった

 

ということ。

 

僕が肺がんステージ4を宣告されてから、

 

僕がいなくなったときのことを妻と話し合った。

 

生活のこと

 

お金のこと

 

住む場所のこと

 

幸い、僕が死んだら月々の手当が入る生命保険に入っていた。

 

僕は言った。

 

「俺が死んでも、大丈夫だから」

 

妻は言った。

 

「いや。ひとりになりたくない」

 

「ひとりにしないで」

 

そう言って、泣いた。

 

 

僕はそこでスイッチが入った。

 

絶対に死ねない。

 

生きよう。

 

生きて、この苦難を乗り越えよう。

 

 

自分ひとりのため、だけだったら、

 

途中であきらめていたと思う。

 

家族のため、

 

いや、もう子供はそれなりに大きくなってるから、

 

やっぱり

 

妻のため。

 

 

 

彼女をひとりにしたくない。

 

彼女をひとりにできない。

 

彼女とふたりで生きていきたい。

 

一緒に爺さん婆さんになりたい。

 

ただ、ただ、それだけ。

 

結構、単純(笑)。

 

 

人は、自分のためだけじゃなく

 

他の愛する人のために決意するほうが力が湧く

 

 

「生きよう」

 

 

人類って

 

そんなふうに

 

出来ているじゃないかな。

 

少なくとも、僕はそうでした。

 

 

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