ジェームス・アレン著の「原因と結果の法則」という名著があります。
今日はそれにあやかって「存在と結果の法則」を考えてみました。
存在(Be)
行動(Do)
結果(Have)
昔、心理系のセミナーで教えてもらって、今でも心に残っていること。
癌になったばかりの頃、僕は治ると言う結果(Have)を求めて行動(Do)していました。
つまり、
Do(行動)⇒Have(結果)⇒Be(幸せ)
行動して、行動して、DoしてDoして、治った(結果/Have)を得たら、やっと幸せ(Be)になる。
しかし、治らなかった。
どんどん、悪化した。
そして脳転移し、明け渡し/サレンダーが起こった。
すると、順番が変わった。
Be(幸せ)⇒Do(行動)⇒結果(Have)
「サレンダー/明け渡し」することで、二元性から一元性へチューニングし、心が安定して幸福になる。
そして、そこから「お任せコース」に乗り、何も考えずに行動(Do)する。
そうしたら、分子標的薬が目の前に現れ、癌がほとんど消えた(結果/Have)。
老子の言うところの「無為をもって事を為す」。
どこから出発するかが大切。
Doから出発すると、「足りない」という欠乏感からのスタートになる。
DoでHaveして、Beしても、おそらく一瞬の満足。
次にまた欠乏感が襲ってくる。
なぜなら、Beは外側にはないから。
外側のもので埋めようと思っても、一瞬しか埋まらない。
お金、地位、名誉、あらゆるモノたち、人間関係、などなど。
そして永遠のサイクルのようにBeを求めてDoし続ける人生に。
そうやって、僕は癌になりました(笑)。
欠乏感からスタートすると、欠乏感を現す現実がやってくる。
「治らないかも(Be)」⇒「でも、がんばる(Do)」⇒「もっと悪化(Have)」
これも、イヤほど体験しました。
スタートは欠乏感からではなく、満足感、幸福感から。
Beからのスタート。
すると、次々と人生の贈り物がやってくる。
大局的に見たとき、僕は「肺がんステージ4」ということも、人生からの贈り物だと思っています。
あまり他人にはお勧めできませんが、自分にとってはすばらしい贈り物。
いつも、Beに軸を立てる。
Beの状態で大地にグランディングする。
すると、思いがけない贈り物がやってくる。
ワクワク
次は何が来るのかな?
ワクワク
人生は面白い!
人生は愉快だ!
そして、人生は冒険だ!
それが、僕が学んだことのひとつです。
よろしければ、ポチお願いいたしますm(_)m
