いったい、僕の人生に何が起こっているんだ?
なぜ、あの人じゃなく、僕なんだ?
緊急入院を決めた翌日(2017年6月9日)でした。
入院はベッドが空き次第とのことで、翌週になるとのことでした。
僕は中野にある健康保険協会に向かいました。
翌週の入院にひかえて、『限度額適用認定証』の申請に行ったのです。
申請が終わったあと、20年ぶりに友人F子さんに会いました。
緊急入院を決めた6月8日の夜、僕がフェイスブックで初めて「肺がんステージ4」を告白し、「緊急入院」の報告をしたところ、「ぜひ会いたい」とすぐにメッセージを入れてくれたのです。
しかもF子さんは中野近辺に住んでいて、時間もちょうど空いていたのでした。
F子さんとは24年前に心理系のセミナーで知り合い、その後フェイスブックだけのつながりになっていました。
中野駅で待ち合わせ、二人で喫茶店に入りました。
F子さん
「toneketくんの記事読んで、これは私だと思ったの」
そう言って、僕の目をじっと見つめました。
すると・・・・
僕の目から涙がどっとあふれ出しました。
自分でもなぜか、わかりません。
なにか、とてつもない大きな“愛”につつまれた、そんな感じです。
「そう、泣きたかったんだね」
そうです、僕は泣きたかったんです。
サレンダーして、明け渡しても、僕の自我(エゴ)は絶望を感じていたのです。
そうか、「俺は泣きたかったんだ」と気づきました。
そういえば、寺山先生の「スマイル・ワークショップ」以来、泣いていませんでした。
常に張り詰めて、頑張って、頑張って・・・・そして、それが無駄だった。
泣きたくもなります。
その感情がまだ外に出ていなかったのでしょう。
ひとしきり泣いた僕を見て、F子さんは言いました。
「どういうことが起こってるか、分かる?」
「え・・・?」
「これはマスタリングレベルのことなのよ」
「マスタリング・・・?、マスターレベルってこと?」
「そう、でなければ、こんなことは起こらないから。いきなりステージ4とか、脳転移で緊急入院とか、そういうこと」
「これはね、toneketくんが自分で決めて、自分で起こしていることなのよ」
自分で起こしている・・・・。
つまり、自分の魂の計画・・・。
自分の人生に起こっていることの本当の意味。
こういう考え方があります。
何度も転生を繰り返す『魂』はその都度人生に青写真を描いて生まれくる。
今の人生において重要な出来事、出会いなどは生まれてくる前から計画してきたこと。
いま、目の前に起こっているこの受け入れがたい出来事も、生まれる前から自分が決めてきた『魂の計画』。
難易度が高ければ高いほど、魂も飛躍的にたくさんの深い学習をする。
これほどの難問が目の前に起こるということは、魂が飛躍的な成長をこの人生において計画してきた、という証拠。
これは「あの人の計画」じゃない。
これは「僕の計画」。
だから、僕の人生に起こったんだ。
自分の人生の魂の計画を知る。
この「意味づけ」が出来ると、状況の犠牲者にならずに自分が主体となれるのです。
すると、自分で作った障害なのだから、自分で乗り越えられる、という確信が生まれます。
運が悪いわけでも、誰かのせいでもない。
すべて自分の「魂の計画」の一環として起こっていること。
魂はクリアできない障害は計画しない。
つまり、この目の前の状況はクリアできる、いや、クリアして当たり前。
乗り越えられない壁は目の前にやってこない。
たとえどんなに絶望的な状況でも、それは『自我/エゴ』が今までの経験や、何かで得た情報をもとにそう考え、感じているにすぎません。
「自分が超えられない障害は、目の前に現れない」
このプロセスは自分の魂が計画して作ったことなのだから、絶対に正しい。
わたしに起きていることは100%正しい
それが腹に落ちたとき、言葉や思考を超えた「自信」が生まれてきたのです。
自分の魂の計画を知る。
自分の魂の計画を信頼する。
これが僕の【二元性】を超えた【一元性】へのもうひとつのキーとなりました。
そう、そしてこのとき、僕は自分がこの状況を乗り越えられることを『確信』したのでした。
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