もう、1年以上経つのですね。
肺がんステージ4の1年生存率は約30%以下といわれていますから、いちおう、その約3割の中には入ったわけです。
まあ、ここらで僕が肺がんを宣告されてからの日々の気づきや出来事をつづってみようと思い、ブログを書くことにしました。
約1年1ヶ月前の2016年9月1日に都内の某大学病院のドクターは僕のCT画像やペット検査の画像を指差しながら、こう言いました。
「ここが原発の肺がんです。これ自体はそれほど大きいものではありません」
そのCT画像には約2センチほどの白い塊が写っていました。
「しかし、ここに転移しています。ここは肺門と呼ばれるところです」
そしてドクターは無表情に、左右で明らかに大きさが違う肺の中の白い塊を指差します。
「この右側の肺のリンパ節も腫れていまして、これも転移です。リンパに転移している段階で、ステージは3となります」
さらにペット画像の淡く緑色に光っているところを指差して
「肋骨にも転移が見られます。骨転移ですから、ステージ4です」
自覚症状はほとんどありませんでしたが、ある程度のことは覚悟してきたつもりでした。
しかし、まさか、ステージ4とは・・。
ドクターの後ろに立っていた若い男性の研修医が、何とも言えない表情で僕を見つめていたのを今でも忘れません。
(つづく)
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