少し前になりますが、
凪良ゆうさんの小説
「神様のビオトープ」を読みました。
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凪良ゆうさんは「流浪の月」で本屋大賞となった
有名な作家さんです。
先週までNHKのラジオドラマで
「滅びの前のシャングリラ」が放送されていました。
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現在、やや活字中毒の傾向にあるのですが
仕事の勤務場所などの都合で本屋に行けず、
家にある買ったまま読んでいない本に手を付けています。
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そんな本のひとつが今回の作品です。
1頁目でちょっと引いてしまい
先に進めないまま、春から本棚で眠っていました。
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お話は、
主人公の高校美術非常勤教師の女性が
事故で無くなった画家の夫の霊を暮らしていて、
周りの人の色々な愛の形を見守るものです。
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面白くてどんどん読み進められるという
作品ではなくて、
なんとなく最後まで読んではみたものの
Blogで紹介する予定でもなかったのですが
読み終わってからしばらく考えることが多かったので
書いてみようと思いました。
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何を幸せと感じるかは人それぞれで、
自分の感じ方で幸せであればいい。
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世の中の正義や常識に囚われすぎずに、
自分の心に基準をおいていいのだと感じました。
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あと、主人公の人との距離感の取り方がいい。
どっぷりと踏み込むことなく、
絶妙な距離で人と付き合っているのですが、
阻害しているわけではなく拒絶でもなくて
根底には優しさを感じる人付き合いです。
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この小説を読んだ後、
じんわりと今の自分の幸せを感じています。
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私の意識の一部分に
ぬいぐるみさんとの暮らしがあります。
おそらく、普通の人からみたら頭がおかしいレベルで
ぬいぐるみさんとお話しております。
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私の幸せの一部に
目に見えないぬいぐるみさんとの世界があります。
じんべぇ、ありがとう。