ラジオを聞いて考えること② | 自分が自分のお医者さんになる

自分が自分のお医者さんになる

なんとなく幸せな、心地よい毎日を過ごしていきましょう。

NHKラジオの番組

「著者からの手紙」

本の作者とアナウンサーとの対談の番組です。

面白い本に出合いたいと思って聞いていますが、

今週の放送は衝撃的でした。

今回取り上げられた本は、

これまでにいくつかの賞を受賞している

「かか」

主人公は大学浪人生の女性で、

離婚をきっかけに酒を飲んで暴れるようになった

母に対して抱えた煩悶を痛切に語る小説(らしい)。

作者は現役の大学生で、

自分の根幹にある

母と娘をテーマとして小説を書いたと話していました。

人間だれしもが

社会的な部分と幼い部分を併せ持っていますが、

社会性に覆われている部分をはぎ取っていくことで

心の奥底で考えていることが出てくるのだそう。

自分が生まれなければ

お母さんはもっと幸せだったのではないか。

母への愛憎を吐露しつつも、

母が求めているものは

娘からの愛情ではないので、

そこで思いついた母を救う方法は

「母を自分が生んで育てたい!」

実際にこの本を読んでいないので、

ラジオ放送を聞いた感想になってしまいますが、

母への愛がスゴイ!

私自身が母を愛せないことで悩んでいて、

母への憎しみは表現できるのだけど、

その裏側の

自分の心の奥底のどこかには

母への深い愛があるのだろうか…。

著者が大学生であるという事にも

驚きました😲

自分が20歳の頃に

自分が自分を嫌っている原因や

なんとなく生きにくい理由として

母娘関係を考えたことは全くなかったなぁ。

私はこれから

母との関係がどうありたいと思っているのだろう。

何を望んでいるのだろう。

それを考えるきっかけになりました😊