今日はとても目覚めの時間がおかしくて、起きたら午後1時40分だった…

ロングスリーパーではあるが、ここまでだと自分でも驚く。この時期は日が落ちるのが早いから、もう数時間で真っ暗になってしまう。

でも、そんな日もあっていいのかもしれない。

眠ってる間は、何一つ考える事もなく悩むことも、悲しむこともない。


夢でお父ちゃんに会えたらと、少し期待していた時期もあったけど、それは諦めた。

1度も夢に出てきた事などない。

だけど、従姉妹の弘美ちゃんの夢にはやたら出てくるらしく、その度にLINEが届く。

うちの家系は、祖父が出雲大社の神主をしていた事もあってか、信じない人もいるかもしれないが、血縁者は皆それぞれ、そっち系に敏感である。

私も多少の遺伝?か、不思議な事は多々遭遇している。説明のつかない事を。


今夜もきっと夢などみないだろうが、夢でもいいからお父ちゃんに会いたい…


それで、昨日の続き。

当時のフレッシュな新人ナースの私は、日勤の時には、例の患者さんの処置にあたる事がよくあった。


今思えば、そのフレッシュさが故に疑問視するまでの時間を要した。


前回の日勤以来、数日振りに職場に行くと、あの患者さんへの指示が定期の指示で出ていた。

定期というのは、この時間にこれをやると決められたという事。


午後の2時にラシックスを注入する。

あぁ、毎日なんだ…でも数が変だ。

この前5アンプルだったのに、今日は8?

流石にそこまで大きな数字は見た事もなく、フレッシュな自分も、何かの手違いかもと思い、先輩に聞いてみた。すると、怪訝な表情で「その指示で間違いないから」と言われた。


今みたいに、スマホでサクッと調べる事が出来ない時だったので、薬の本で調べて見た。これってそれでいいの?と思ってしまい、今日その担当のナースに又聞いてしまった。

「ドクター指示だから、仕方ない」

 

仕方ないの意味するものは、納得してない事だと理解した。自分だけじゃなかったんだ…


そんな事があっても、業務に追われて又すぐに自分に割り当てられた事をする。万年人手不足は、前も今も変わりない。


そして、次の週にそれは発覚した。

日勤で出勤、その患者さんの内容は10アンプルまで増えていた。

そして、今日はその担当は自分だった。最初に指示受けして行った時は、ベットで寝ていたというか、寝たきりだった。


今日もあの部屋に行くことになり、階段を登って行った。すると、目の前の患者さんは別人級に大きくなっていた。

利尿剤で尿を排出してるはずだから、大きくなっているとは思っていなかった。


蓄尿パックにも尿は溜まっておらず、体がパンパンに膨れあがっていた。


この状態で、この指示通りに施行せねばならないなんて、流石に怖くなった。


そして、チラチラと黒いものが飛んでいるのがわかり、それは「小蝿」だった。


体にたかっていた…


もはや、人間の姿をしているけど、それはそうじゃない何かにも見えた…


仕方なくやるべき事はやったが、これは間違ってる事ではないのか?どうして、こんな状況になっているのか?注入中にそんな考えばかり、巡り巡ったのを今でもはっきり覚えている。


医者は一体、何を考えてるのか?


病院という場で見る光景とは思えなかった…


この後の展開は又明日の日記に書こうと思う。


これ以上だと、今夜は眠れなくなりそうだから。


おやすみなさい…