前回までのお話し
看護師寮での不可解な出来事、病院運営が悪いだけあって、寮母もおかしい。
プライベートはない、部屋の中に勝手に入る。
東北出身者じゃないと(寮母、青森出身)、表だっての嫌がらせをしてくる。
仕事でもクタクタなのに
寮にいても心が休まらない。
ゴミの中身の確認。レシートを見て、何を購入しているか見て、言いふらす。部屋への不法侵入、ウジ虫入りの袋のプレゼント。それを他者のせいにし、揉めさせようとする…
はっきり言って異常者である
寮母の嫌がらせは続いていた。私は人間不信になりそうだった。なって当然。
救われたのは、寮の仲間達の存在のおかげ。
そこの寮に入って、進学をしている学生達には
寮母は親切だった。
私は、その人達と仲良くなっていたので、情報は貰えたし、陰で寮母が変な事を言っていたら、庇ってくれていた様だった。
そこの病院にも、さよならする日が近づいてきた。
退職する事にした。
看護技術も習得し、ここの病院とはもう縁をきった方が良いと判断した。仕事はいくらでもある。
東京にも慣れて、私は何も困る事はなかった。
それは引っ越し日の当日に起きた。
午前10時からの引っ越し業者が来る予定になっていた。ワンルームの部屋だったので、さほど荷物はない。都内から都内の引っ越しだから、早く終わる。
業者がなかなか時間になっても来ないので、不思議に思い、部屋の外に出てみた。
すると、寮の出入口で何やらガチャガチャしていた。私が近づくと、引っ越し業者が「すみません、入らせて貰えないので、困ってます」と言うのだ。
えっ???
そこには、寮父がたって、通せんぼをしていた。
「ここは男子禁制の看護師寮だから、男が入るのは許せんぞ💢」
とうとう寮母じゃなくて、寮父までが出てきた。
意味がわからない、引っ越しですよ、引っ越し。
私は冷静に寮父に引っ越し業者だという事を、あえて説明した。トラックも前に停車していた。
それも聞き入れず、寮母も出てきて通せんぼ。
私は、走って病院の事務室に。
事務長に今起きている事を話して、困っているからなんとかして欲しいと頼んだ。
事務長もびっくりした様子で、すぐに対応してくれ
結果的に、引っ越し業者は寮に入る事が出来た。
私は、ここで業者が手を引いたら、更に困った事になると思い、私も必死だった。
そして、引っ越しは終わった…
こんな事ある?
なんだ、男子禁制って。
そのルールは1000歩譲ったとして、それは普段の事でしょう。こっちは引っ越しするんですが…
最後の最後まで、不愉快だった。
いい大人がやる事じゃない。
普通じゃない。
今も、この寮もある。
今も、この病院もある。
今も、患者を実験に使っていた医者はいる。
この病院の話しは、今回で終わり。
でもまだまだまだ、山程話しはある。
又、それを書いていこう。