以前の職場の同期3名と滋賀県大津市にある三井寺(園城寺)に参拝してきました。

 

彼等とは定期的に集まって一杯呑みや神社仏閣などを参拝しながら近況を報告し合ったり、現役当時の話で盛り上がってます。

 

前回は比叡山  延暦寺でしたが今回はタイトルにもあるように三井寺です。

 

三井寺天台寺門宗総本山西国三十三所観音霊場第14番札所になります。

 

当日は10:30に京阪石山坂本線三井寺駅に集合なので、自宅の京阪最寄り駅から9時頃に乗れば間に合うのですが、自分の趣味を楽しもうと少し早めに出発しました。

 

てことで、しばらくは鉄ちゃん界の話題をお聞きください。

 

私は京阪沿線の街に住んでおり、その名の通り、京都と大阪を結ぶ京阪電車ですから京都方面へ行く際には利用していますが、今回の目的地にもオール京阪系の路線で到達できます。

 

京阪本線で三条駅まで行き、そこで京阪京津線(けいしんせん)に乗り換えてびわ湖浜大津駅へ。そこから坂本行で一駅の先が集合場所の三井寺駅になります。

 

で、上記の鉄ちゃん界の話題というのは京津線になります。

 

この路線、全国の乗り鉄からは注目の路線になっているそうなんですよ。

というのも、地下鉄から山岳鉄道、そして路面電車へと三条駅から終点のびわ湖浜大津駅まで約11㎞の間に3つの顔を持つ鉄道路線なんです!!

(実際の京津線は御陵駅~びわ湖浜大津駅の約7.5㎞)

 

 

京都市地下鉄東西線との相互乗り入れを行っている三条駅には本格的なホームドアが設置されています。

これなら誤って車体と接触ってことはありませんね。

 

で、ホームドアのために分かりずらいですが、しばらく待っていると4両編成の京津線専用の800系車輛が入線してきました。

 

 

車内の様子。

ロングシートとクロスシートを装備した車両が連結されています。

空いていたのでクロスシート2座席を使ってゆったり乗車しました(^^)

 

 

しばらく地下を走り、東山駅(ひがしやまえき)、蹴上駅(けあげえき)、御陵駅(みささぎえき)を過ぎ、京阪山科駅(やましなえき)の手前でJR東海道本線とクロスします。

 

 

 

京阪山科駅、四宮駅(しのみやえき)を過ぎると京都府から滋賀県にはいります。

 

 

この辺では国道1号線と並行していますが、旧の東海道もこの近くを通っています。

過去、現在ともに交通の要所になってますね。

 

それとこの辺りから山岳鉄道の様相を呈してきます。

京津線の最大勾配は61 ‰(パーミル)で、大井川鉄道井川線の90‰、箱根登山鉄道の80‰に次ぐ国内第3位の急勾配となります。

 

これらの数値、鉄道に興味のある方ならお分かりになるでしょうけど、とんでもない数値なんですよね。

 

 

その急勾配を物語る例がこのホームに設置されているベンチです。

 

写真が上手く撮れず片方が欠けていますが、ホーム自体が傾いているため左右で脚の長さが違うのがわかりますか?

 

 

終点の一駅手前の上栄町駅(かみさかえまちえき)を過ぎてすぐに今度は路面電車へとなります。

 

写真は専用線から道路(県道558号線)に出る部分です。

 

 

 

 

びわ湖浜大津駅に入線直前の状況ですが、最後に90度直角に曲がって行きます。

 

路面を4両連結の車輛が走ることは非常に珍しく、この路線のみ特例として許可されているとか。

 

 



この写真及び動画は過去に自転車でびわ湖浜大津までポタった際に撮影したものです。


 

さて、ここから石山坂本線に一駅だけ乗って集合場所の三井寺駅に向かうのですが、距離的に500mも無いし、見たいものもあったので徒歩で向かいました。

 

 

県道558号線越しの琵琶湖ですが、この場で振り返ると

 

 

琵琶湖第一疏水揚水機場です。

見たかったのはこれ。


自転車やバイクでの「びわいち」の際には目の前を通っていますが、ゆっくりと観るのは今回がはじめてかも。

 

有名な『琵琶湖疎水』の始点になりますね。

ま、後で寄る場所も始点と言えるんでしょうけど、琵琶湖から最初に疎水系の名称が付いている施設なのでここが始点でよろしいかと。

 

 

揚水機場から120mほどのところに本日の集合場所である京阪三井寺駅があります。

 

 

京阪カラーのツートングリーンに塗り分けられていますが簡素な無人駅ですね。

 

10時過ぎには全員が到着したので早めの散策スタートです。

 

 

大津閘門(おおつこうもん)

琵琶湖疏水は、琵琶湖から京都へ向かって上りとなるため、門扉を開閉して水位を調節し、水や舟を行き来させるための施設です。

 

淀川にも有名な毛馬閘門があります。

 

三井寺には琵琶湖疎水に沿って進んでいきます。

 

 

 

春には素晴らしい花見所となるようです。

 

 

この船に乗って琵琶湖疎水を航行するんでしょうかね?

一度は乗ってみたいもんです。

 

 

疎水が第一トンネルに入った場所には自転車での「びわいち」マークがありました。

 

私が回った時にはこうした案内マークは無かったし、ここ自体を走らなかったのでお初なルートとなります。

 

 

 

三井寺に着きました。

 

 

入山料を払って少し歩くと「猫寺」の幟が?!

 

 

 

 

黒猫のみぃちゃんは居ませんでしたが、カラフルな猫のおみくじが(^^)

 

 

合計171段の石段を上ります。

 

 

 

観音堂

 

 

今回のメンバーで御朱印を集めている者は居ませんが、学生時代からの友人の中には西国から四国などあちこち遠征して集めている者もいます。

 

 

三面の壁にたくさんの観音様が並んでおられます。

 

 

「童子因縁之鐘」と呼ばれている鐘楼とそれを突く同期

 

 

高台からの眺め

 

 

眼下には大津の街と琵琶湖が広がります。

 

 

頭上には鷲? はたまた とんび? と旅客機が同一アングルに!


ま、旅客機は飛行機雲が無いとわかりませんけどね(^^;

 

 

唐院

 

 

紅葉にはまだ早いですね。

それでも色付いている木もありましたよ。

 

 

手前の同期が異様にでかく写ってます(笑)

 

 

徳川家康が寄進した三重塔

 

 

昔は移建を繰り返すことも多かったのかな?

 

 

最後に仁王門から出てJR大津駅に向かいました。

 

 

駅前のレストランで遅めの昼食&反省会をば。

もちろん、私はジンジャエールで(^^;

 

 

日替わりランチでこの日はチキン南蛮定食でした。

 

JR組の3人とはここでお別れ。

私は歩いて京阪のびわ湖浜大津駅に向かいました。

 

 

駅前の陸橋からの眺め。

写真右手から観光船のミシガンが出航しています。

 

 

往路と同じ800系に乗って三条駅へ、その後は京阪本線の特急で帰阪しました。

 

次回は年明けか春先に開催となりました。

また幹事が連絡してくれるでしょう。

 

同期の面々、現役時代も頼りになりましたが仕事を離れてからも変わりなく付き合えてエエもんです(^^)