前回の大阪城ウォーキング同様、記事が長く、写真も多いです。
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大阪の北摂エリアには隣り合った市それぞれに0系新幹線(初代新幹線車両)が展示されている場所があります。
ひとつは摂津市のJR東海鳥飼車両基地の北側にある「摂津市新幹線公園」
もうひとつは吹田市のJR京都線(東海道線)沿いで健都(けんと)と呼ばれる吹田操車場跡地を再開発したエリアにある「吹田市立健都ライブラリー」です。
私の住む街からは淀川を挟んで対岸になる場所なので、その二ヵ所を歩いて訪れてみました。
今回も出発地点は京阪電車の寝屋川市駅です。
出発前に吉野家で牛丼をば。
でも、これ失敗でした。
牛丼が不味いとかじゃなくて、お腹いっぱいで歩いていると苦しくなってしまうんですよ。
ウォーキングも一応運動でしょうから、身体を動かす前は腹八分目かそれ以下にしておかないとあきませんな(^^;
駅前から寝屋川市一番の商店街である大利商店街(ベルおおとし)を通り、大阪府道15号 八尾茨木線に出て北に向かいます。
車両なら国道1号線を跨げますが、徒歩だと平面交差点での横断となります。
遠くに見える鳥飼仁和寺大橋で淀川を渡ります。
この橋は有料で、普通車の場合の料金が100円のため周辺では「百円橋」と呼ばれています。
もちろん歩行者は無料で、専用のスロープでアプローチします。
料金所の横を通って、いざ淀川横断!!
美しい斜張橋です。
歩いていると淀川の川下より複数の船が隊列で遡ってきました。
珍しい光景でしたよ。 どこまで行くんかな?
八尾茨木線を北上していると東海道新幹線の高架が現れます。
京都方面です。
この東京~新大阪の区間が最初の新幹線路線になりますね。
その高架の下をくぐりますが、何やら黒いものが出っ張ってますよ。
近くで見ると線路桁の脱落防止用の耐震施設でした。
阪神淡路大震災の後に耐震補強として施工されたものでしょう。
黒っぽく見えたのは鳥避けのネットでした。
この建物は新幹線の鳥飼車両基地の東端にあるJRのビル。
基地の東側の入り口です。
ここには仕事の関係で入ったことがありますが、昔は挨拶だけで入れたけど現在では受付での社名・氏名の記入後に名札着用、退所時の再記入等のチェックが必要になっています。
車両基地入り口から50mほどで八尾茨木線を外れて(左折)鳥飼水路沿いを西へ。
大阪貨物ターミナル駅への貨物線路をくぐります。
ここまでは舗装路でしたが、バリカーから先は砂利道です。
フェンスの向こう側は大阪貨物ターミナル駅です。
新幹線公園の看板が見えてきました。
この公園は摂津市が管理しており、道中には桜の木があって春にはお花見で賑わいます。
ここには2台の車両が展示されており、東から入るとまずは電気機関車(EF15・120号機)がお出迎え。
続いて今回の目的のひとつである0系新幹線とご対面!!
新幹線車両のプロフィール
編成:K16
号車:1号車
形式番号:MC21-73(新幹線先頭車両0系)
次車:10次車
製造メーカー:日本車両
製造年月日:昭和44年7月23日
所属:東京第1運転所
廃車年月日:昭和59年10月27日
全走行距離:5,321,591キロメートル(地球を約133周する距離)
初期タイプで(ひかり・こだま)に併用されていました。
展示車両は0系でも初期型で珍しい車両のようです。
見分け方は窓の形らしく、初期型は長方形ですがそれ以降は正方形になってるとのこと。
怪しいおっちゃんと一枚(^^;
ここまで7.16kmでした。
左側は鳥飼水路で柵沿いには桜の木が並んでいます。
以前に自転車で訪れた際のものですが、桜と0系、絵になりますね。
水路沿いを西に歩いていくと大阪モノレールの線路が見えてきます。
新型の3000系が走って行きました。(シャッター遅い!)
モノレール、府道2号線(中央環状線)、近畿自動車道の下をくぐって西へ。
安威川歩道橋を通って安威川を渡ります。
今年の正月に友人達と訪れた安威川ダムから流れてきた水は、この先で神崎川と合流し、大阪湾へとそそぎます。
現在建設中の十三高槻線のオーバーブリッジですが、これで阪急電車京都線を超える計画です。
まだ工事中なので通れませんけどね。
なので阪急京都線は踏切で渡ります。
大阪学院大学の横を北進しJR岸辺駅の西側に出て、写真の地下道でJR京都線をくぐります。
地下道の壁にはカラフルなイラストが描かれています。
写真ではそれなりに明るく見てますが、実際には暗くてこんなに鮮やかには見えませんよ。
地下道を出て、JR貨物線の横を西(吹田市駅方面)へ歩くと
本日の二つ目の目的地、吹田市立健都ライブラリーに到着!!
2008年まで走っていた車両なので窓は正方形な形の後期型ですね。
さすがに新しい車体(0系としては)だし、屋内展示のため新幹線公園の0系とは違って美しい状態で保存されています。
摂津のも何度が塗り替えされているようですが、あの状況では致し方ありませんね。
細かいこと言うと吹田市に新幹線は通っていませんけどね(^_-)-☆
車内に入ることも出来ます。
車内には1970年に吹田市で開催された万国博覧会や吹田操車場の様子が写真で紹介されています。
それ以外にライブラリーの展示スペースに万博の資料が並べられていました。
当時の入場料は大人が800円でしたか。
55年後の今年に開催の関西万博はその10倍ほどになりますが一度は行ってみるかな・・・
で、ここまでは11.15kmでした。
復路は阪急の正雀駅まで歩いて、その後は阪急京都線~モノレール~京阪と乗り継いで帰ろうと考えていました。
健都の中心部に建つ国立循環器病研究センター。 通称:国循(こくじゅん)
国循の前のJR岸辺駅に通じる自由通路でJR京都線を渡ります。
写真は自由通路上から大阪駅方面の眺め。
岸辺駅から500mほど南にある阪急京都線 正雀駅。
当初はここで電車に乗っての帰宅を考えていたのですが、まだ歩けるし時刻も13時過ぎだったので、モノレールの摂津駅まで歩くことに。
摂津駅から乗ったモノレールの車窓から新幹線公園を眺めます。
往路で緑のフェンス沿いを歩いていました。
桜の樹で見えませんが写真の中央付近に0系新幹線が展示されています。
公園横の鳥飼車両基地。
700系がずらっと並んでいますよ。
モノレール摂津駅着の時点で本日のウォーキングは終了です。
時間 9:00~14:30
距離 15.62km
で、ちょっと遅めの昼食を、
メニューは定番のソウメン&コーテル(^^)