先週は120年前の『大仏鉄道』の遺構に沿って走りましたが、今週は現役バリバリの鉄道のひとつである『大阪モノレール』を南の始発駅である 門真市駅 から反対の終着駅である 大阪空港駅 まで線路に沿って走ってきました。
ちなみに大阪モノレールはモノレールの営業距離としては世界最長(21.2Km)でギネスにも認定されていたんですけど、2011年に中国の重慶市が大阪を上回る距離(39.1Km)で開業したため世界一ではなくなりました 残念。
大阪モノレール 門真市駅
モノレールなんで当然、駅も高架になってます。
ここの駅舎には駅名が書かれてあるんですけど、南茨木駅からは書かれてないような・・・
反対側にだけ書かれてあるのかな?
モノレール門真市駅の横には京阪電車の門真市駅があります。
駅としてはこちらの方が断然古いんですけど、モノレールと連絡するために大掛かりな改修工事を施工してました。
両方写すとこんな感じ。
京阪門真市駅、妙に凝ったデザインとカラーだこと(笑)
終点ということでモノレールの線路もここまで。
左の高架道路は有料道路の近畿自動車道です。
門真市駅を出て北に向かうと次は大阪メトロ谷町線の始発駅である大日駅です。
右手にはPanasonicの工場があります。
我々の年代にはパナソニックじゃなくてやっぱり松下電器でしょ!!
♪ 明る~いナショナル、明る~いナショナル、みんな、家じゅう な~んでもナショナ~ル~ ♪
写真の中央には大日エリアに建つ高層のタワーマンションが3棟並んでます。
モノレールの駅舎って基本的にみんな同じようなデザインです。
グレー一色でカラフルさやお洒落さは無いけど、これはこれで嫌いじゃないです。
大日駅前にはイオン大日店が!!
ここにはイオン以外にマンションも複数建ってるんですけど、元々は今は無きサンヨー電気の工場でした。
地下鉄 谷町線への連絡階段。
あたしゃ、まだ「大阪メトロ」って呼び方には違和感を感じますよ。
まぁ、外国からの観光客にも判りやすいんでしょうけど、もうちょっと大阪らしい、ひねった名称は無かったものかと・・・?
大日駅から5~600mほど北上すると普段よく自転車で走っている淀川に当たり、モノレールは手前の白いアーチ橋で最上流側を、府道は南行きがすぐ隣を、その横は近畿自動車道、そのまた隣が府道の北行きが並んで淀川を渡ってます。
ここをモノレールが走ってるんですけど、先週見てきた『大仏鉄道』の遺構とは形もスケールも全然違いますね。
そりゃまぁ、当たり前と言えば当たり前で、120年前にあれだけの工事をやった当時の土木屋さんが凄かったってことですけどね。
あたしゃ、この程度の高さを通るのもドキドキして、肩や腕に思いっきり力が入ってしまいます(^^;
淀川を渡るとすぐにあるのが南摂津駅。
ね、見た目はほとんど一緒でしょ(^^)
南摂津駅から500mほどにあるJR東海の新幹線 鳥飼基地です。
鉄ちゃん、特に新幹線マニアにはたまらん場所かも。
この春、花見に行った新幹線公園は鳥飼基地の北側にあり、そこには0系新幹線が展示されてます。
摂津市は人口8万人ほどの小さな市ですが、その市域を4本の鉄道が走っています。
1. 大阪モノレール
2. 東海道新幹線
3. JR東海道本線
4. 阪急電車 京都線
そのため駅も
モノレール・・・2駅
JR・・・1駅
阪急・・・2駅
と合計、5駅も!!
便利と言えばそうなんでしょうけど、その分、線路で分断されていて不便なことも多そうです。
安威川を渡ったら摂津市役所、その先の大正川を渡ったところが 摂津駅。
すぐ前にマンションが建っているので全景が撮れません。
摂津駅の次が沢良宜駅
モノレールは沢良宜駅を過ぎると近畿自動車道を跨いで反対側に移動していきます。
府道2号線(中央環状線)の北行き車線側に移ります。
南茨木駅のサイドには駅名がありません・・・?
南茨木では阪急電車京都線と連絡しています。
南茨木を過ぎ、万博公園に近づく途中、中央環状線&大阪モノレール沿いに木々が生茂る小さな森のようなところがあります。
普段からモノレールや車で通るときに 「ここだけ何やろ?」 って思ってたんですけど
神社だったんですねぇ~
何十年もここを通ってるけど、通り過ぎるだけで、停まって見ることなんて無かった(車を停められるような場所ではありません)ので、今回、自転車で走って、寄ってみてはじめて知りました。
だからこの辺りを 奈良 って呼ぶのかぁ・・・
ちょうど春日神社と中央環状線を挟んだ反対側には立命館大学茨木キャンパスがあります。
ここは大学が建つ前はサッポロビールの大阪工場があった敷地です。
JR東海道本線。
これは京都方面を見ている状態です。
モノレールとJRは交差はするものの、阪急や他の私鉄のように連絡はしていません。
名神高速道路 吹田ICを過ぎて、万博記念公園駅が近づいてくると左手にJリーグ ガンバ大阪の本拠地、パナソニック スタジアム吹田が見えてきます。
2015年からガンバのホームとして使われている新しいスタジアムです。
1970年の大阪万博の際に作られたエキスポランド。
その跡地に作られたエキスポシティの一角にある日本一の高さを誇る REDHORSE OSAKA WHEEL
その高さ、なんと123m!!
おまけにゴンドラの底がガラス張りでシースルーに!!
もうね、あたしゃ絶対乗れませんよ(-_-;)
モノレールをくぐり、中国自動車道を跨いだ先にあるのが万博記念公園
公園入り口正面でお迎えしてくれる太陽の塔。
公園への橋から中国自動車道(京都方面)を望む。
これまでの土曜日だったら吹田から宝塚までの間で渋滞していたんですけど、今年の3月に高槻JCT~神戸JCT間が開通した新名神高速道路のお陰でかなり空いているみたい。
あたしゃ、まだ宝塚北サービスエリアには行ってないんですけど、ミーハーな嫁さんは友達と行ったようです。
嫁 : 「人がいっぱいやったけど、トイレが広くてきれいやった!!」って。
万博記念公園駅
写真右手が公園で左手は大きな駐車場とその奥にはホテル阪急エキスポパークが。
真ん中2本のレールと左右の蛇行しているレール。
真ん中が門真~大阪空港を結ぶメインの路線で、左右は大阪府箕面市・茨木市に広がる新しい街『彩都』に向う路線です。
今回、彩都線はパスです(^^;
万博記念公園駅の西側にある大阪モノレールの本社
ここは車庫やね。
車輌もほとんどがお勤めに出ててガランとしてる(笑)
千里中央駅目指して走っていたら自衛隊の複数の車輌が追い越していきました。
軽装甲機動車ってやつですな(^^)/
どの車輌もかなり汚れていたのでイベントか訓練の帰りかも。
また中央環状線を跨いで反対側に移っているモノレール、ここが千里中央駅です。
駅側に移動するため中国自動車道に架かる歩道橋を渡っていると・・・
部分的に狭まっている箇所があります。
これには驚く理由があったんですよ!!
今の中国自動車道ってEXPO70 大阪万博が終わってから建設されたんですけど、この歩道橋は万博開催時点で利用されていました。
では何を跨いでいたのか・・・?
それは・・・現在、吹田市の江坂駅と千里中央を結んでいる北大阪急行が「会場線」として高速道路がある位置を通って万博会場前まで走っていたんですよ!!
この広くなっている部分は北大阪急行 会場線の千里中央駅に降りる階段部分だったんですよ!!
朝日放送 ビーバップ!ハイヒールの画面キャプチャー
私、この番組の「関西鉄道ミステリー」ってコーナーが大好きなんですよ(^^)
なお、この会場線、万博閉幕翌日から撤去作業が開始され、12月には完了したとのこと。
それだけ急いだ理由は上にも書きましたが、中国自動車道の整備が待っていたためです。
千里中央駅を通り過ぎ、次に現れた駅は小路駅、柴原駅
柴原駅周辺には私立豊中病院や大阪大学 豊中キャンパスがあります。
こんな大学に行く学生なんて私とは脳ミソの量も成分も、もしかしたら色まで違うのかも(^^
左 : またまた中国道を跨いで反対側に移動するモノレール
右 : ここから左に90度曲がって蛍池駅に向うモノレール
蛍池駅到着。
ここでも阪急電車と連絡しています。
この阪急は宝塚線。
チキンラーメン号が入ろうとしているのが本日の最終目的地である大阪空港駅。
土曜日の昼前の時間帯だったので空港前でバスやタクシーを待つ客の数は少なかったです。
いつ来ても空港ってワクワクドキドキしてエエですな(^^;
ここから飛行機で遠くに向うって思うだけで楽しくなりますよ。
とは言うものの、飛行機に乗ったのは何年前になるやろ?
復路は阪神高速11号池田線の下道を走り、名神高速をくぐり、阪急電車神戸線に沿って神崎川を渡り、なにわ自転車道で淀川へ。
その後は走り慣れたいつものルートで帰宅しました。
先日、セットしたバーエンドキャップも落ちることなく頑張ってました(笑)
発 : 午前 9:00
着 : 午後 2:30
走行距離 62 Km
大阪モノレールの路線図
本線だけで14駅ですかぁ~
大阪の鉄道は中心地から放射線状に延びているのが大半で、モノレールのように外周で繋いでいる鉄道は少ないです。
このモノレールも門真市と言う大阪で言えば北エリアにある市が基点なので、今後南進してくれればより一層便利になるんですけどね。
今日は往路全部と復路の1/3程度が市街地走行だったし、気温も高くなり、先週の大仏鉄道より時間も距離も少ない割にかなり疲れました。
やっぱり街中はしんどいねぇ~(+_+)