今回の疑問は…



となりのケンさんです。
今日も老人ホームを慰問したところ、

1人のおじいちゃんが、慌ててトイレに駆け込みました。

数分後…… トイレから出てきたおじいちゃんを心配して、

おばあちゃんが「大丈夫やったか?
ちゃんと、 ちゃんと 手を洗ってきたか?」
と聞くと…




「うん、大丈夫やで〜 手洗いやからなぁ」と返事が返ってきたのですが、

「えっ? トイレやろ? 手洗いか?」と
別の おばあちゃんまでが 話しの中に入ってきたのです。

「ん? なんじゃ? トイレと手洗いは別なんか……⁇⁇」

と、単純な質問から 「どうして トイレを手洗いというのか調べることになりました。



トイレの後で手を洗うのは日本では当たり前のことなのですが、

これは日本以外の国では「当たり前」の国は少ないのです。

例えば、中国などでは現在でも料理人でさえ手を洗っていません。

日本人は太古の昔より必ず手を洗う場所が有りました。

それが神社の入り口にある 御手洗(みたらい)なのです。

日本人の衛生観念が発達していたためにトイレで用を済ませた後は必ず「手を清めなさい」という意味で、御手洗(みたらい)と呼ばれていたものが、その後 変化して現在の「お手洗いになったという訳です。

中国人だけでなく 欧米人でも手を洗う人の方が少ない様ですよ〜

で、
みたらし団子は京都の下鴨神社の境内にある「御手洗池」の水泡にちなんで名付けられたということです。



「御手洗池」は「みたらしのいけ」と読み
トイレの意味ではなく「手を洗う」という意味です。

名前で「御手洗さん」という苗字の人も居られます。



みたらし・みたらい・みてらい・などの読み方が有りますが、

この名字は、大分県や福岡県に多いようです。
地名や神社などが由来になっています。

* 全国の 御手洗さんに バンザイ‼︎