こんにちは。
ハイ・パイン・サンキュー!です。
いつもとなりのかがわさんをお読みくださり、ありがとうございます。

 

雨は降っていないのですが、雲が広がる空模様です。

気温は高くないけれど、湿度が高いかがわの6月です。

 

さて、沙弥島の瀬戸芸の続きです。

前半は新しい作品もあった沙弥島ですが、後半は以前に見たことのあるような内容が多かったです。

それでも、その雰囲気や見た感じみたいなものは、同じではないような気もするので、書いておこうと思います。

瀬戸内国際芸術祭2019の春会期、沙弥島のことなんかに、もしご興味がおありでしたら、どうぞお読みください。

 

 

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

ヨタの漂う鬼の家、そらあみ

旧沙弥島小学校の作品を観終わって、砂浜(ナカンダ浜)の方へ歩いて行きます。

 

 

砂浜なので、日影がないところで、雲の隙間から強い日差しが照ってきました。

 

 

沙弥島は、万葉集・柿本人麻呂ゆかりの地となっていまして、この日は子どもたちのガイドさんが衣装を来て案内していました。

 

ヨタの漂う鬼の家 Yotta

 

 

この作品も家船(えぶね)をテーマにしているようです。女木島にも家船の作品があったので、流行っているのでしょうかね、家船。

 

 

公開制作中ということで、まだ船を作っていました。

階段を使って中を覗き込むことができます。

 

 

前の方は屋根のついた小屋のような建物で、きっと船が海洋に出たら、「海の上の家」という感じになるのでしょうね。

 

 

後ろも何かが出来そうな雰囲気です。

 

 

船を最後まで作り上げ、その後進水式があるのだそうです。

瀬戸大橋を超えて、いろんな島々に行けると良いですね。

 

 

 

作品がたくさん集まった場所から、先ほどお弁当を食べた西の浜へ戻ります。

その道の途中、毛虫が大量に発生していて、落ちてくると、道を這っているのを除けながら歩きます。

 

その後、再び世田谷シルクの神様ツアーに出会いました。

 

 

神様ツアー、盛り上がっているのか、出発したよりも人数が増えているような気がしました。

皆さん、日傘のように見えますが、実は虫よけを気にしている感じです。

 

 

僕たちは西の浜、砂浜に向かいます。

 

 

 

できれば晴天で、青空の広がるそらあみがよかったのですが、行った時のそのままの雰囲気を残しておきます。

 

そらあみ<島巡り> 五十嵐靖晃

 

2016年に本島で観た以来のそらあみです。

打ち寄せる波の音に、網を抜ける風の音。色とりどりの網がその風に揺れています。

 

 

 

島の人たちが協力して編んだとのことですが、今回の展示にむけて制作しているところなんかを、地元の新聞やニュースで取り上げられていました。

瀬戸芸らしい風景が広がっていて、これを見るのは、沙弥島の一つの楽しみとなっています。

この後、秋会期にはまた本島に移るようなので、その時にもまた違った印象になるのだろうと思います。

 

大岩島2、12島と港の物語 回遊式アニメーション

西の浜の奥に進むと、万葉会館という大きな建物があります。

 

 

 

中に2つの作品が展示されているのですが、いずれも過去に展示されていた作品でした。

しかし、中に入って見ると、驚いたことに長蛇の列ができています。

 

まずは、エアドームの中に入る作品、大岩島2へ。

 

 

係の方に促されて次々に人が入って行きます。

僕は2013年の伊吹島で、これを一度見ていますが、その時より景色が増えているようです。

 

大岩島2 大岩オスカール

 

 

そして、僕にとって忘れられないのは、2016年の小豆島です。

楽しみにしていましたが、小豆島ではメンテナンス中で見られませんでした。

 

2016年メンテナンス中だった大岩島2

 

6年ぶりに観る作品ですが、はじめてのような感覚です。

 

 

油性マジックで細かく描かれています。

 

 

 

絵の中にいると、確かに落ち着く感じがして、長居したくなる気持ちにもなります。

靴を脱いでいるから、余計にそう思うのかもしれません。

 

 

続いて、隣の部屋へ移動しました。

行列ができていて、15分ほど待ちます。

 

 

写真を撮ろうとしていたら、どうぞと言われ、動いてしまいました。

 

12島と港の物語 回遊式アニメーション 蓮沼昌宏

 

3年前と同じ場所で、同じ作品でしたが、一つ一つを皆さんが見ているため、時間がかかっていたようです。

 

 

 

まあ、これはどうあっても動いている方がよいです。

 

 

 

 

八人九脚

万葉会館の作品を観た後は、奥さんは疲れたのか、帰ろうと言っていました。

しかし、ここまで来て、僕は観ないで帰るわけにはいきません。

確かに、少し歩くけれども、やっぱり全部観たよ、というのが僕にとっては大事なところです。

 

 

万葉会館から、瀬戸大橋記念館までなので、1kmくらいはあると思うので、またそこから駐車場、と思うと考える気持ちも理解はできます。

 

八人九脚 藤本修三

 

そしてこちらも常設展示だから、いつでも誰でも見られるものね。

しかし、この看板とスタンプが設置されるのも、3年に一度です。

 

 

座ってみるとわかるけれど、幅が広くて、硬いけれど結構ゆったりしています。

 

 

隣にも二つ椅子があり、皆さん交替しながら写真を撮っていました。

 

 

 

一つずつ、感触を確かめながら座っていると、瀬戸大橋線が橋を渡る音が響きます。

他の島々もそうですが、沙弥島の瀬戸芸魅力は海と瀬戸大橋が背景にあって、なおかつ陸地で繋がっているところにあるのでしょうね。

 

 

僕は船やフェリーで行く瀬戸芸ももちろん好きだけれど、こうしてすっと立ち寄れる会場が通期一つくらいあってもよいのでは、という気もします。

いや、やはり3年に一度の春だけだから、それが良いところなのか、悩ましいところですね。

曇り空でしたが、沙弥島で楽しいひと時を過ごすことができました。

また3年後に期待したいなと思います。

 

それでは、今日はこの辺で。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

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