TさんにU子の事を話した次の日。
コピーを取っていた柏木さんの所にU子が来ました。
U子「お茶当番で気分悪くさせてしまってすみませんでした」
なんと、TさんはU子に言っていたのだ。
(「あの人、お礼言わないって文句言ってたよ」とか言ったのだろうか?)
Tさんに言われなきゃ言ってこないよな。U子だし。
二人の間でどんな会話が交わされていたのか…
考えれば考える程、恐ろしいんだけど。
まぁ、わざわざ忙しいのにコピー機の所まで来て
柏木さんに言ってきたのだから
そこは認めてあげなきゃなのかな?
柏木さん「私より、Tさんの方がたくさん代わってくれてるから、Tさんにちゃんとお礼言って」
実際そうなのだ(笑)
U子「あ~…Tさんなら大丈夫です」
何が大丈夫なのだろう
まぁ、二人の間できっと何か協定を結んでいるようなので
そこに介入はしませんが。
(後でどうなっても柏木さん知らなーい)
しかし。
柏木さんがU子にお茶当番の事を今まで何も言わなかった
のは理由がありまして。
覚えてる方がいらっしゃるかわかりませんが
昨年、こんな事があったんです。
自分のお茶当番をぼーっとした派遣社員さんに
代わりにやってもらったU子。
※ぼーっとした派遣社員さんはお茶当番はしません。
なので、柏木さんが何か言ったら
またぼーっとした派遣社員さんに頼む事を懸念して
何も言わなかったのです。
また同じ事を繰り返されたら大変と思い
そこだけはU子に釘を刺す事にしました。
柏木さん「私やTさんがお茶当番代わるのは問題無いし、ちゃんと代わるから、気にしないでいつでも言っていいよ。でも、ぼーっとした派遣社員さんに頼むのはどうかと思うよ?」
U子「私、ぼーっとした派遣社員さんに頼んでません!」
ここに来て、そんな事
言うか!?
U子は自分のやらかした事をすっかり忘れていました。
柏木さん「コロナで濃厚接触者になった時、一週間在宅勤務したでしょう?その時よ」
U子「あ…」
U子はそのまま黙って席に戻って行きました。
ちゃんとわかったのだろうか?
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