柏木さんが今の部署に異動して初めての年明け。


年始の挨拶で玄関口に立っているのが今の部署だなんて

全く知らなかった柏木さん。


なので、普通にいつもの時間に出社すると…



Tさん「アナタ、□□部なのに、何で早く出社してないの?年始はみんなより早く出て来なくちゃいけないでしょうが!」



と、Tさんにすごい剣幕で言われたのです。



柏木さん「???」



柏木さん、何が何だかさっぱりわからず…

そして、年始用のスルメと昆布も用意していない事が発覚し…

(そりゃ、柏木さん知らないし…)

そんな柏木さんにL子さんが言いました。



L子さん「庶務でお金出してあげるから、買いに行きなさい」


※当時、L子さんは庶務課でした。


そして、柏木さんはお金を借りて、買いに行きました。







後に同期ちゃんから聞いたのですが

スルメと昆布を買って用意するのは、庶務課の仕事。

当時庶務課にはL子さんと新人女性社員がいて

新人女性社員はそんな事知るハズも無く

本来はL子さんが用意しなければならなかったという話。

(もしくは新人女性社員にL子さんが指示すれば良い話)


しかし、それをしなかったL子さんは

柏木さんが知らない事をいい事に、なすりつけたのです。



そう。

上の「お金出してあげるから」は

L子さんの好意からしてあげたように見えますが

実は全然違っていたのです。



今ならL子さんはそういう人だという事はよくわかる。

(多分、これを以前からお読みの方も…)

しかし、当時の柏木さんはまだそんな事知るハズもなく…

当時の年明けは嫌な思いをしてはじまりました。



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