外出から戻られたG課長。

G課長は席に座るなり、言いました。



G課長「あ~、暑い暑い。暑い~」



そんなG課長に検印してもらおうと近づく柏木さん。

印鑑を押しながら、G課長は言いました。



G課長「暑いねぇ~」



それほど暑くない柏木さん。

G課長は額や顎から汗が流れていました。

あまりにも暑そうなので、検印してもらっている最中に

手近な厚紙でG課長を仰ぐ柏木さん。



G課長「やさしいねぇ~。そんなにやさしかったっけ?」









失礼な。










横にいた男性社員は言いました。



男性社員「明日は雨だな!」


G課長「柏木さん、あんな事言ってるよ!」


柏木さん「・・・」



そんな無言の柏木さんを見ながら、

G課長は何かを思い出したかのようにハッと目を見開きました。



柏木さん「?」


G課長「なんでこんなに暑いのか、わかった!」






…暑いからでは?(笑)






黙っている柏木さんにG課長はもう一度言いました。



G課長「なんで暑いかわかったよ!」


柏木さん「…カイロでも持っていらっしゃるとか…?(笑)」


G課長「これだよ!」



G課長はそう言うと、足元をじっと見ました。



柏木さん「??」



G課長はかがみ込むと、机の下に入りました。



柏木さん「???」


G課長「ほら!これこれ」













柏木さんが机の下を覗くと、そこには小さな扇風機が。










…なるほど。

G課長は足元に扇風機を置いて仕事をしていたのか。



G課長「どうして点けるの忘れてたんだろ~な~。ははははは」




…いや、G課長。

もう11月ですから。

扇風機を点けるような季節は去ったのですよ…。(爆)





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