スーパームーンが影響？
（http://www.sankei.com/life/news/161122/lif1611220036-n1.html）
昨日、休みをいただいて福井へ行った。夕方、会議の予定があり19時に病院へ行きたいという妻を乗せて車を走らせていた。そして、「小矢部砺波間火災通行止」の表示にであう。「なぜこんなときに…」と妻はいうが、これは私のせいではない。
今朝、５時半に目覚めて、テレビをみていると、緊急地震情報の警告音におどろく。東北での地震の発生を知らせるものである。「すぐににげろ」という赤い文字が画面に映させて、一種異様な感じがする。東日本大震災前には、こんなことはなかったはず。東北地方の方は、悪夢がよみがえったことだろう。幸い、前回ほどの被害はなかったようだが、なぜまた大きな地震がおきたのだろう。
自分がコントロール不能なことに出あうたび、なんらかの理由を求めたくなる。世の中コントロールできないことばかりだが。「運命」という言葉で片付けることもあるが、「日頃の行いがわるかったから」と自分をせめたりもする。ときには、外に原因を求めたくなる。その一つが「スーパームーン」である。
以前にも紹介したが、月の満ち欠けと人間の行動には、関係があるという研究も少なくない。（多くはあやしいが…）今度は、月の引力である。私が知る、いや人間が現在知り得ている自然科学では、全く関係ないことである。
なのに人は、なぜそんなことに理由を求めるのだろうか。それは、ある意味、根拠のない健康食品（特に高額の）を好む心理に近い気がする。そんな私も、冒頭紹介した車の中で妻に「あなたのせいだから！」とせめられて…「スーパームーンが影響だな」って言えばよかったと思う記事である。