我が国に誇りを持つために | 続・戸波本舗!~九州論~

我が国に誇りを持つために

世界会議日記の続きですが・・・

最近ヨーロッパネタばかりなので飽きちゃいますね(-_-;)



今日はちょっと違うネタで・・・


昨晩夜中にふと見たTV番組で大東亜戦争について語られた番組がありました。

何年か前のNHKのジャパンデビューという番組以来我が国では、自虐史観をさらに増長するような番組が増えている気はしていましたが、これは特にひどかったと思いましたのでここで紹介します。


内容は1941年12月8日真珠湾攻撃よりも1時間以上前にマレー半島の“コタ・バル”への敵前上陸によって大東亜戦争がはじまり、日本軍が上陸に成功し、現地の人を強制労働に駆り出し、中国華僑を虐殺し、石油など天然資源を求めて東南アジアに侵略していった、さらに敗戦後は日本の手によって教科書を塗りつぶし上陸作戦自体を無かったことしている・・・

などといった中国や韓国(最近はないかな)などでよく放送されている反日教育のための抗日番組であるかのような番組でした。


まず、石油資源を求めてアジア諸国を侵略していったという表現自体がおかしい。

これは田母神さんの論文などでもありましたが、当時の日本は欧米諸国によるブロック経済やABCD包囲網によって日本への石油の輸出が止められました。

資源のない島国日本はその資源を求めて当時欧米諸国の植民地であったアジア各国を解放するために進出していったのです。このことはマッカーサーも戦後公式な場で発言しています。

日本が行った統治政策は台湾や朝鮮のインフラ整備や近代化を見てもわかるように、決して欧米諸国が行っていた搾取と奴隷が基本の植民地政策ではなく、アジア各国の近代化を図り、大東亜共栄圏を目指していくといった政策だったはずなんです。

また、コタ・バル上陸作戦(マレー作戦)は封印されているわけでなく12月8日大東亜戦争開戦の作戦として史実に残っています。

さらに言うと教科書を黒塗りにしたのは我が国の意思ではなく、敗戦後占領軍(GHQ)によって連合国に都合の悪いことは隠してしまえというWGIP(ウォーギルトインフォメーションプログラム)に基づいたものなのです。

おそらくとりあえずマレー作戦を無いことにしないと、真珠湾攻撃が奇襲ではなくなるのでアメリカにとって都合が悪かったのでしょう。

次に現地の人を労働力として駆り出したことは、戦時中のことなので実際にあったことだと思います。

しかし、現地の人は嫌がっていたのでしょうか?

もともとイギリスが植民地にしていたこの地の人々は何不自由なく平和に暮らしていたとでも思いますか?

先にも書きましたが欧米列強の植民地政策は搾取と奴隷労働が基本であるのでしょうから、戦時中ではなくても厳しい生活を強いられていたのではないのでしょうか。

これは清国やインド、ほかの東南アジアを見てもわかります。

現に日本が攻めていった後は植民地解放運動から独立運動に発展し、どの国も独立国として成り立っています。

次に中国華僑虐殺ですが、フィリピンでもシンガポールでもこのような事実があり、現在は博物館や史跡として現在に伝えられています。

しかし、当時日本は中国と戦争をしていました。

当然敵国に加担する現地の人(兵とも言える)は何らかの対応をせざるをえません。

日本軍のそのような対応が悪いのであれば、たった一晩(約3時間程度)で10万人もの民間人を焼き尽くした東京大空襲をはじめ大都市への無差別空襲や、たった2発の爆弾で一瞬で30万人もの一般人を消してしまった原爆投下など方がもっと非人道的であると言わざるをえません。


私は戦争を美化するつもりも肯定するつもりもありませんが、戦時中の当時の背景を無視して現在の常識で当てはめて史実を見ても、まったく本質は見えてこないと思います。


最近我が国ではTPP参入の議論をはじめ、対国際的な基準が少し変わろうとしています。

私も海外に行くことが多いのですが、どの国も自分の国に誇りを持ち、自国の国益のために努力し考え抜いた政策のもとに生活しています。

私はフィリピンでもアメリカでもフランスでも中国でもそう感じました。

私はそんな国に対して過去の戦争についてどうこう言うのではなく、自国の利益を含めた相互理解の上でこれからの国際社会を生きていかなければならないと思います。

その為には自国の歴史に学ぶこと、自国に誇りを持つことこそが対等に世界と渡り合える外交が出来るのではないでしょうか。

TPPに参入しようとしている今だからこそ、マスコミや学校教育をはじめ自虐史観ではなく自国に誇りが持てるような政策が必要だと思います。





(参考)

JNN九州沖縄ドキュメント「ムーブ」

http://www.e-jnn.com/move/index_f.html