マスコミと斉藤祐樹選手 | トナカイの独り言

トナカイの独り言

独り言です。トナカイの…。

   tonakai


 「競技性」というタイトルで20日、早稲田実業と斉藤投手の素晴らしさを書きました。

 ほんとうに素晴らしい試合でした。そして傑出した投球。どれほど多くの賞賛を受けても当然です。

 しかし、マスコミによるこの異常な取り上げ方にだけは、断固反対します。

 どんなに素晴らしい青年でも、まだ10代。経験も知識もまだまだ一人前ではありません。しかも、これだけ野球に入れ込んできたのだから、その経験には欠如しているところも多いはず。

 そんな未完成で若い人間が、これほど持ち上げられたら、バランスを崩してあたりまえ。モーグルの世界ではこうした「マスコミによってつぶされた」とも思える選手を何人か見てきました。その誰もが人一倍の才能と、個性を持っていました。ほんとうに残念でなりません。加えて、マスコミによって惑わされる経験を経ると、性格に大きなゆがみを見せることが多いのも、残念なことです。


 日本のマスコミは…、いやきっと世界のマスコミすべてが、ハイエナに近い存在だと思います。ちょっと真物のハイエナ君に失礼な言い方ですが、視聴率至上主義のなかで、どこかで良心や高い視点が意識的また無意識的に、ゆがめられていると感じられてなりません。

 マスコミを史上最高の権威者と呼んだ識者がいますが、残念ながら事実ですし、もっとも大きな影響力を持つ機関であることは否めません。


 久々に登場した静けさを感じさせるスーパースターである斎藤君。わたしが近くに感じられる選手でもあります。そんな彼には、まわりに惑わされず、自分の選んだ道をどこまでも先に歩いてもらいたいもの。そのためにも謙虚さを失わないこと。そして、まわりの人間の本意や意図が、どこにあるかを見極める洞察力を持ってももらいたいものです。


 □ホームぺージを更新しました。更新記事はここから;

  http://www.dhk.janis.or.jp/~tsunokai/Yasukuni.htm