病室からの景色



  サイバーナイフ1日目


9時30分に看護師さんが迎えに来てくださり

昨日とは違う建物へ移動し

サイバーナイフの部屋に行きました。


迎えてくださるのは、

昨日顔の型を取ってくださったお二人。

(おそらく放射線技師さん。

笑顔の女性と男性です。)

好きな音楽を流すので希望を教えてください

と言われていた通り、部屋に入ったら

もう槇原敬之さんの曲が流れていました。


10m四方くらいの広い部屋に

大きくて白いサイバーナイフの機械があります。

MRIと同じ感じです。

真ん中にあるテーブルに仰向けに寝ます。

MRIと違うのは、服装はそのままでよいのと、

クッションが置かれて膝を曲げた状態にするのと、顔に昨日作った顔型をはめられること。

顔型は下の枕に固定されます。

ナースコールボタンを左手に持たされ、

室内に一人になります。

少しして

「位置が確認できましたので始めますね。

18分あります。」

と先の女性の声でアナウンスされました。


MRIは機械の中に頭を入れますが、

サイバーナイフは天井は見えたままで

電気もついていて明るい場所です。

まあ網目の顔型をはめているので

網目越しに見えるのですが。

ロボットアームが動く音なのか

放射線が照射される音なのか

ウィーンとかジーとか音がずっと聞こえます。

目は開けられますが、

ビビりなので閉じていました。

音のする方向で、

あ、今はこっちから照射してるのかな?

くらいは分かります。


槇原さんの曲を心の中で一緒に歌って

4曲くらいしたら

「はいっ、終わりで〜すっ」

と二人が入ってきました。

これで今日の治療は終わりです。


サイバーナイフ科医はどこに?

と思っていたら、

ちゃんと退室時に

隣のコンピュータ室みたいなところから

出てこられました。

どうでしたか?みたいな質問をされました。

緊張しましたが音楽を聞いているうちに終わりました、と答えておきました。


終わってみれば

ほんとに痛くも痒くもない治療です。

放射線をどこにどれだけ照射するとかを

医師が決めてくれているんだろうな、

と想像はできますが、

眼の前で何かされるわけではないので、

担当医さんの顔も名前もうろ覚えで

申し訳ない気分です。


効果も直ぐに現れる訳ではなく、

目に見える訳でもなく。

とりあえず、

上手くいっていますように、

と祈ることにします。