9. Sinfoniekonzert

Tugan Sokhiev, Dirigent

Yefim Bronfman, Klavier


Carl Maria von Weber: Ouvertüre zu »Oberon«

Robert Schumann: Klavierkonzert a-Moll op. 54

Johannes Brahms: Sinfonie Nr. 2 D-Dur op. 73





ドレスデンは10年ほど前に来て以来です。当時はまだティーレマンが首席指揮者だった時期で、オペラを聴く機会がありました。


駅の構内にまで広告が。



当たり前ですが、劇場座付きのオーケストラはオペラがメインなので、オーケストラ単体を聴ける機会は希少です。

14型対抗配置、オベロン冒頭のホルンの柔らかい音色、森の奥深くから聴こえてくる角笛のイメージ、序奏はゆっくり、主部はテンポを徐々に上げていきました。


シューマンのピアノ協奏曲もオーケストラの音が美しい。どの瞬間も惚れ惚れしてしまいます。各奏者の技量は当然あるでしょうが、ここはオーケストラ全体のバランスが素晴らしく、最近多数派になってしまったいかに強く早く弾くか吹くかの競争がないのです。

ピアノの導入に続いてオーボエがゆったりとメロディーを歌わせて曲が始まります。

独奏のテンポが遅めだったのでソヒエフが合わせたのでしょうか。

1楽章のカデンツァは急にテンポを早めて疾走感が出ました。久しぶりのブロンフマン、以前は巨体を生かしたゴツい音像のイメージが強かったですが、この日は力強さよりもまろやかな音が聴こえました。

ソリストアンコールは、高音からトリルのような下がっていくモチーフが何回か変奏曲のように繰り返され、最後は低音を叩きつけて終了。オーケストラの複数の奏者が身を乗り出して鍵盤の方を覗いている様に見えました。


後半のブラームス2番、16型で40分ほど、何の憂いもない明るさとオーケストラのいい音を楽しみました。

3楽章だったか中間部で急にテンポを落としたところはありましたが、それ以外は中庸なテンポか、フィナーレは少し早めかと思いますが実演なのでこれぐらいはありなのかと。

金管の柔らかな響きとオーボエの暖かいメロウな音、ファゴット2名の存在感、そして弦の中声部がしっかりと聴こえました。

ソヒエフは指揮棒を持たずに振り方がフワッとしているので、この曲では特性が生きている様に感じましたが他のブラームスの交響曲だとどうなんでしょうね、1番はN響やウィーン・フィルで日本で聴きましたが、低弦が物足りなかったです。

本拠地でオーケストラの音を聴けて幸せでした。


聴衆は他の都市より拍手が穏やかでゆったりした感じ。

来週の定期演奏会はガッティでワーグナーとフランスもの、羨ましい限りです。




終了後は街を散策。


オペラハウスのすぐ隣にある絵画館のフェルメール。





エルベ川。上流はプラハのモルダウ川、下流はハンブルクで北海に注ぎます。





今この教会は当初の姿に完全に戻っていますが、クリーム色の石材の間に少し黒っぽいものがあり、これは第二次大戦の空襲で破壊されて残った瓦礫を教会再建の際に使っているという話を聞いたことがあります。


そのまま次の目的地に向かいます。