久しぶりにブログを再開することにしました。音楽と旅行の記事を中心に書いていきます。
楽譜も読めず、ただ好きなだけでコンサートに通っている者の感想です。宜しくお願いします。
日本のオケで今一番好きなのがノットと東京交響楽団のコンビ。早10年目を迎えています。
このコンビは日本では普段なかなか聴けない曲や、名曲と滅多に演奏されない曲を組み合わせたり、同じ作曲家でも曲や時期によってアプローチが違っていて予測がつかないのがスリリング。一期一会の実演の醍醐味を堪能させてくれます。
ここ1年間のノット監督では、なんといっても昨年11月のシュトラウス「サロメ」が圧巻。海外での演奏会や来日オケ含めて昨年のベスト・コンサートでした。今年は5月のシュトラウスの「エレクトラ」と10月のヤナーチェク「グラゴル・ミサ」が素晴らしかったです。
この日は王道のベートーヴェンプロ。
前半はオピッツが独奏のピアノ協奏曲2番。2楽章のソロ、柔らかいのに音が突き抜ける。同じピアノなのにどうしてこんなに違いが出るのだろう。ここだけでも聴きに来た甲斐がありました。
弦は前後半とも12型の対抗配置。普段の東響の弦は繊細で、特にトレモロがすごく美しいと思うことが多いのですが、この日は人数が少ないせいかそれ以外の要因か、全体的に音量はいつもより控えめに聴こえました。それでも田園の最終楽章では全開になり、柔らかくて明るい解放感に癒されました。ピークは4楽章の嵐ではなく、フィナーレに持ってきていたように聴こえました。
このコンビではわりとおとなしめの表現でしたが、とはいえ3楽章の途中では急な音量とテンポの変化もあり、一筋縄ではいきません。フルート、ファゴット、ホルンなどの木管金管も良かったです。
次回のこのコンビは来年5月。今から楽しみです。