牡牛座の人98(C−side) | ともりの気分

ともりの気分

東方神起大好きなともりです(^^)
チャミを溺愛し、ユノに癒される毎日。
二人を永遠に応援し、愛します。
小説に挑戦しています。
お見苦しい内容もありますが、
共感してくれると嬉しいです(^_^)v

こうなったら…どうにでもなれー!


覚悟を決めた僕は、

濡れて脱ぎにくくなった服を一気に脱いだ。脱いで洗面台に投げ込み、

堂々と…とはいかないが、

ユノが待つ浴室のドアを開けた。


幸い…とでも言おうか。

温泉の湯気が立ち込め、

ぼんやりな視界で都合がいい。

コンプレックスの塊な僕の体、

ユノは見ているのだろうか。

そんなことを考えたら、

やっぱり恥ずかしさが先に立ち、

さっきの勢いはどこかに飛び、

体を丸めながら、洗った。


シャワーを止め、振り返ると、

浴槽の中のユノは、

黙ったまま、窓の外を見ている。

見られてなかったかな…

ちょっとほっとする。


「入る…よ」

「うん…」


ゆっくり肩まで浸かると、ユノは振り返り、ユノも僕と向かいあった。

「僕たちが足を伸ばしても座れるからいいね」

「…うん」

「気持ちいいね…」

「…」

「ユノ?あれ?ユノっ?」

「…ふぅ」

「ユノ、鼻血っ!わあ!大丈夫?」

「熱い…」

「ユノ、出てっ!」


今度は恥ずかしさがどこかに飛んでしまった。

それどころじゃない。

ユノは真っ赤な顔をして、

鼻血を垂らしていた。

僕はユノを抱え立たせ、タオルで体を包む。

洗面所に座らせ、水道水を飲ませた。

テッシュを掴み、ユノの鼻血を拭く。

「大丈夫?ユノ」

「…うん、ごめん」

タオルを水で濡らし、首に掛け、

別のタオルでユノに扇いた。


「チャンミン…」

「ん?気持ち悪いの?」

「いや…」

「水、もっと飲む?」

「いや…。服…着て」

「えっ?!」

「目の毒…だ。鼻血止まらなくなる」

「ギャーッ!ユノのバカ!」


僕はユノを洗面所に置きざりにして、

リビングに逃げた。