牡牛座の人66(C−side) | ともりの気分

ともりの気分

東方神起大好きなともりです(^^)
チャミを溺愛し、ユノに癒される毎日。
二人を永遠に応援し、愛します。
小説に挑戦しています。
お見苦しい内容もありますが、
共感してくれると嬉しいです(^_^)v

目の前でユノが苦しんでいるのに、何もしてあげられない…。
薬がもう効いてもいいはずなのに、ユノはさっきより熱い。
僕は暖房で体がポカポカなのに、
こんなに震えるユノ。
ユノの手を擦ったり、
手を火照った僕の頬に押さえたり
そうしているうちに、
僕は意識を手放した。

気がついたときには、僕の体にユノに掛けたはずのダウンジャケットが掛けてあった。

「ユ、ユノ…」
小さく呼ぶと、ユノはうっすら目を開けた。
気づけばあたりが明るくなり始めていた。
「チャンミン、ごめん…ずっとそばにいてくれたんだね。」
「そんなことより…ユノ、寒くないの?これっ…」

「凄く暑くなっちゃって…」

「熱い?」
ユノのおでこに手をやると、
さっきよりずいぶん冷たい。
「じゃあ、水分飲もう」
「さっき、喉が乾いて起きたんだ。そしたら、チャンミンが手を握ってくれたまま、座って寝てるからびっくりして…。あちこち痛いだろ、ごめんね」
「そんなの平気だよ」
「何も掛けてもいなくて、チャンミンが風邪ひかなきゃいいんだけど…」

「僕は平気だよ。ユノ、暑いなら着替える?」

「うん…」
「待ってて、タオルと着替えを用意するね。
あ、これ入れておいて」
体温計をユノの脇に突っ込んだ。

脱衣所にあったタオルをお湯で濡らし、固く絞る。
着替えも、さっき乾燥機から出した部屋着があったから、すぐにわかった。

「37.5…まだ微熱があるね」
「でも、昨日より全然楽だ」
「今日は仕事休まないとね」
「ああ、有給貯まってるからそうする…」
「僕も…休むよ」
「えっ?!大丈夫なの?」
「大丈夫…」
「本当にっ?!」
ユノが何となく笑顔になった気がした。
病気の時、一人暮らしは心細いのがわかる。

「今日は僕がユノの看病をするよ」
そう言うと、
「病気するのも悪くないな」
そう言って、僕の手を握った。