最近、ドンとの心のやり取りが以前よりも遥かに増えている。

 

普通に触ることができなかったドン。

 

自分のテンションをコントロールできなかったドン。

 

というより、僕がコントロールできてませんでした。

 

ドンのことを見ているつもりで、何も知ろうとしていなかった。

 

でも、最近のドンはみるみる変わってきた。

 

体重も乗ってきて、30kg台に入った。

 

何より、普通に触ることができる・・・これだけでどれだけ嬉しいことか。

 

トレーナーとして失格かもしれない。。。一時期はそんなことを思ったりもしましたが、トレーナーだとしても、向き合っているのは一つの命。

 

そう簡単にコミュニケーションがとれるわけもなく。

 

 

今でも気が抜けるとすぐに心のバランスが崩れるドン。

 

そういう意味で、シェパードは本当に心を在り方を教えてくれる。

 

言い訳も、楽することも許してはくれない。

 

俺が求める父ちゃんはこう!がずっと変わらないドン。

 

こちらが強くなるしかない、ドンの求めるリーダーになるしかない。

 

でも、本人はちょっとドジっ子。

 

そんなドンが大好きなのです。

 

 

弟と妹もたくさん入ってきて、お客さんの犬もいて、毎日が大変なんだけど、ドンと一緒に作り上げていく感覚。

 

ドンと一緒になって成長している感覚、父ちゃんは大好きだよ。

 

 

これからも、共に成長しよう!

この2ヶ月で自分の人生は大きく変わった。

 

Hotpotを他の人に託し、ディスクドッグをやめることを決意し、

 

ロータスをやめた。

 

離れて行った人もたくさんいた。自分から離れた人もいた。

 

裏切ったような形になってしまった人たちもいた。

 

でも、やっぱり自分の気持ちに嘘はつきたくなかった。

 

 

犬たちもチワワがきて、ビーグルがきて、次にまた新しい犬もくる。

 

群れを学ぶ。自然と共に生きる。

 

そう決めた。

 

 

 

 

周りの人に自分を認めてほしいが為に何かを頑張ることをやめた。

 

自分を居場所を周りに主張することもやめた。

 

これが正しい!と思ってたことを手放した。

 

他人をコントロールしようとすることをやめた。

 

ただ、犬たちと動物たちと自然と共に在る。

 

それを決めた。

 

本当に自分に還ることを決めた。

 

子供の頃夢見てた自分に、全てが手に入ると信じて疑わなかったあの頃の自分に還ることを決めた。

 

 

大好きな犬たちと大好きな動物たち、大好きな自然。

 

そしていつも応援してくれる人たち。

 

大好きなものに囲まれて本当の自分の人生を生きる。

 

 

これからまたどんな景色が見れるだろう。

 

どんなことが起こるだろう。

 

でもきっと大丈夫。

 

導きに従おう。

 

 

 

 

 

 

 

 

最初の記事は何を書くか迷ったけど、やっぱりロッキーのことを残しておこうと思い、書きます。

 

ロッキーはうちの実家で飼っていたビーグル犬。

 

僕が高校生の頃に飼い始めてから19歳で家を出るまで4年間くらい一緒に生活をしていました。

 

だけど家を出てからは年に1回会うか会わないかくらい。

 

でも、ずっとロッキーのことは頭にあって。

 

仔犬の頃から俺に一番なついていて、いつも帰るとしっぽブンブン振って喜んでた。

 

そんなロッキーももう13歳。

 

一時期はこっちで一緒に暮らそうかとも考えていたけれど、ロッキーには慣れ親しんだ土地の方が合っているのかなと思い、一緒には暮らさなかった。

 

お世話になっているトレーナーさんから、3月に連絡がきた

 

『中道君の隣にビーグルがいる映像がきたよ』

 

その方はACもできる方。

 

すぐにロッキーのことが浮かび、家族に連絡。しかしその時はまだロッキーには何も異変がなかった。

 

しかしその1週間後、姉から連絡。

 

ロッキー、急に体調崩して入院してるよ、もうだめかもしれない。

 

覚悟はしてたけど頭真っ白で、でもとにかくロッキーに会いにいった。

 

ロッキーが起こした奇跡はここから始まった。

 

まず、その日俺は携帯の料金を払い忘れてちょうどその日に止まってしまった。

 

家だとWifiが繋がっていたのでLINEで姉とやり取りができた。

 

聞けばロッキーは病院にいるらしい。でも面会時間が決まっているらしく、今行っても会えないとのこと。

 

俺はとりあえず実家に戻ろうと思って、車で向かった。

 

その途中はもちろん携帯は使えない。

 

高速を降りたとき、なぜか俺の携帯が鳴った。

 

今でもわからないが、なぜか携帯がLINEとナビだけは使えるようになっていた。

 

姉から連絡、ロッキーの脈がもう少ないって。いつ逝ってもおかしくないって。

 

すぐに病院へ行くことを決めた、面会時間を何とかずらしてもらって会いたかった。

 

調べるとそこは車で3分の距離だった。

 

偶然、病院のすぐ側だった。

 

病院へついて管だらけのロッキーを見て、号泣した。

 

と、同時にもう十分だと思った。

 

獣医さんと家族に言って富津の実家に戻ることにした。

 

獣医さんからは富津まではもたない、と言われたがそんなことは気にならなかった。

 

泣きながら車を走らせていると、ACをしてくださった方から連絡がきた。

 

『車を止めて、ゆっくり話をしよう』

 

『兄ちゃん来てくれたね。。愛の溢れる子だね。。』

 

『離れてたけど、ずっと見守ってた』

 

『来てくれて、ありがとう。って何度も言ってる』

 

『生きる道が決まってよかったね。』

 

『中道君の腰を心配している。』

 

車の中で声を上げて泣いた。

 

自分が死の淵にいるのに、なんで俺の心配なんかしてるんだって。

 

その時のロッキーの表情は今でも鮮明に覚えていて、笑っていた。

 

優しく微笑んでいた。

 

とにかく、帰ろう。そう思って車を走らせた。

 

家に着くまでの間ずっとロッキーに触れていた。

 

色んなことが頭の中を巡っていた。

 

仔犬の頃の思い出、ロッキーの吠え声、父ちゃんがワサビ入りの寿司を食べさせちゃったこと、一緒に那須に旅行に行った時のこと。

 

富津についてすぐにベッドに横になって、毛布をかけた。

 

いまだに昏睡状態のまま。でも心は安らかだった。

 

それからはずっとロッキーの横に寄り添って、最期の瞬間までゆっくりとした時間を過ごすと決めた。

 

21時20分、発作が起きた。

 

体が大きく揺れて目が大きく見開いた。

 

体をゆっくり抱きしめながら、もう大丈夫だよ、大丈夫だよと話しかけた。

 

ロッキーのタイミングで逝って良いと思ってた。

 

0時過ぎ。呼吸もかなり浅くなり、時折呼吸が止まっているような時間が増えた。

 

一緒に横になりながら、最期を一緒に待った。

 

『悲しかったら思い切り泣いていいんだよ。僕の体に顔をうずめて泣いていいんだよ』

 

ロッキーからのメッセージがACの方を通じて届いた。

 

泣きじゃくった。

 

声を上げて、ロッキーの体に顔をうずめて、悲しい悲しい悲しいと何度も叫んだ。

 

すると、これまでに経験したことのないくらい激しい頭痛に襲われた。

 

『僕からマインドを外して』と言われた。

 

どうやらロッキーの心をシンクロしてしまったらしく、ロッキーの痛みが伝染してしまったみたいだった。

 

ゆっくり呼吸を整えて、すべて天にお任せします。と何度も言った。

 

午前1時半頃。僕は泣き疲れて眠ってしまった。

 

ふと目が覚めると午前2時半。

 

ロッキーを見ると、ロッキーは逝っていた。

 

見守るつもりが見守られた。

 

送るつもりが、僕が見送られた。

 

ありがとうと伝えるつもりがたくさんのありがとうをもらった。

 

大好きを伝えるつもりがたくさんの愛をもらった。

 

安らかな、本当に眠るような顔でロッキーは逝っていた。

 

 

ありがとう。

 

 

それしか出てこなかった。

 

大きな愛を教えてくれたロッキー。

 

たくさんの奇跡をくれたロッキー。

 

死はとても悲しいものだけど、とても美しいものだということも教えてくれた。

 

魂はいつでも会える。いつでも繋がれる。

 

この話には続きがあって。

 

次の日、火葬をしてからACをしてくださった方に会いに行こうと思い、ご連絡。

 

でも、火葬が思ったよりも予約時間が遅くなってしまい、午前中に会えることに。

 

ロッキーと房総までドライブ。

 

『ロッキー。、時間を作って会いに来てくれたんだね。ありがとう。』

 

ACの方にもそういってもらえた。ロッキーが時間を作ってくれた。

 

そして待ち合わせをしたカフェの住所が527。

 

偶然にもうちの住所と同じだった。

 

そのことを話すとエンジェルナンバーというものを調べてくれた。

 

それぞれのナンバー毎にメッセージが書かれていた。

 

527には『あなたの起こそうとしている変化は正しいものです。』

 

一言一句合ってないと思うがそんなことが書かれていた。

 

実はロッキーが逝く本当に数日前に、人生を変えるほどの決断をしていた。

 

ロッキーにはそれがすべてわかっていた。

 

カフェでお話をして、火葬の約束の時間に遅れてしまいそうで、帰りの車の中で電話をした。

 

すると、前の火葬が時間がかかってしまい、40分ほど遅れるとのこと。

 

ロッキー、完璧すぎるよ。

 

おかげて家に先についてロッキーの体とゆっくりお別れをする時間ができた。

 

全部がパーフェクトだった今回の奇跡。

 

改めて、犬の偉大さを知った。

 

導きのすごさを知った。

 

命の尊さを知った。

 

ロッキー、会ってくれてありがとう。

 

やんちゃでどうしようもなかったロッキーだったけど、心はずっと繋がってた。

 

俺のことを兄ちゃんって呼ぶ犬はもうお前以外いないんじゃないかな。

 

たくさんの愛をありがとう。

 

今はたくさんの犬に囲まれて、たくさんの動物や自然に囲まれて、

 

大好きな動物の仕事をしているよ。

 

いつか逝くその時まで、見守っててね。

 

これからはお前の生き方に恥じないように、今いる動物たちを幸せにする。

 

やっと自分の役割、自分のやりたいことがわかったよ。

 

大きな手放しの手助けをありがとう。

 

見ててね、ロッキー。心から愛しているよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

この度、ブログを6年ぶりくらいに一新することにしました。

 

理由は色々あるのですが、一番は自分が次のステップに進んだから。

 

過去のものは過去と割り切って、新しくこのブログと共に犬のこと、トレーニングのこと、日常のこと、色んなことの記録用として立ち上げました。

 

毎日の気付きやその時感じたことなど、綴っていきます。

 

また見てくれる人がいれば是非。

 

よろしくお願いします!!