続きというか…余談です。
ジィさんの診察を終えてジィさんは予防接種のため処置室へ。
私は待合室に戻りました。
私の後ろに座っていたジィさんより若そうに見える高齢者。
両サイドには娘さんと思われる女性が2人。
初診のようでした。
会話が聞こえてきました…
『じぃちゃん、あのね…今日来た人たちがお風呂に入れたりお昼ご飯出してくれるからそういうところに行って。文句言わないで通ってね。朝、迎えに来てくれて夕方送ってくれるから…そういうシステムだからもう、年なんだし私たちだけでは大変だから!!わかった??』
『何でだ??』
『家で生活したいんでしょ??そういう人たちに手伝ってもらってくれないと私たちだけでは無理です!!お姉ちゃんなんか先週じぃちゃんの家行ってたから風邪ひいたでしょ??調子悪いのに今日私一人じゃ無理だからわざわざ、こうやって付き添ってくれてるんだよ。』
『兄ちゃんこんなことやるわけないでしょ??やってくれれば私たちだって楽になるのに…』
『私は△△(地名)のばぁちゃんのとこにも行かなきゃいけないし…じぃちゃんにかかりっきりにはなれないよ。家で過ごしたいなら少しは言うこと聞いて!!』
『
』
『じゃなきゃ、ばぁちゃんみたいに泊まって24時間世話してくれるとこに入るかしてよ。じぃちゃんが家にいたいんでしょ??今まで通り暮らしたいなら少しは協力してよ!!』
こんな感じで話していた。聞いててなんとも言えない気持ちになった…
病院の待合室で切れ気味に娘に責められてるじぃちゃん。
話を聞く限り実子でお兄さんはノータッチ。妹二人で父親の介護を背負うことに…
下の妹には少し離れた場所で義母の世話もあるらしい。
母親はすでに入所済み。
通院の前にケアマネさんたちが集まって担当者会議とディの契約してきたのかな??なんなら、ヘルパー利用もするのかな??
介護プランの調整を急いでしている感じだった。
上の妹さんは特に何か話すわけではなくただ聞いていた。
じぃちゃんは理解力が衰えてきたのか、娘に言われても理解出来ていない。なんとなく会話が噛み合っていなかったので認知症もあるのかも。
じぃちゃんの住んでる家は寒くてこれからの時期、自宅での入浴が不安なのと清潔を上手く保てなくなってきているからディでの見守り入浴が必須で家の掃除なども難しくなってきたのでヘルパー使いたそうだった。
娘さんの言い方が引っかかった。
ディに行ってこい!!ヘルパー使って家で生活しろ!!
自分たちもどんどん年取って身体も辛くなるから面倒見るのは無理!!言うこと聞かないなら施設に行け!!こんな風に聞こえた。
実子の言い分もよく理解出来る。
一人暮らしが厳しくなってきたのだろう。
でも、義母の面倒もあるから父親までは手が回らない??
上の妹さんが父親の介護を頑張っているように感じた。
説教しているのは下の妹さん。
正直、このじぃちゃんちに訪問してと言われたら家族が面倒だなぁって思ってしまった。
我が家のジィさんに比べたらしっかり歩けて意思の疎通が出来る。少し頑固そうだけど…他人に害はなさそう。家族の協力と訪問介護使ったからまだまだ自宅での生活は大丈夫そうに見えたけど施設入所しろなんて脅してる娘ってどうなの??
自宅で生活したいなら言うこと聞け??みたな言い方したら心閉ざして不信感が大きくなって家族間に亀裂入るんだけどなぁ…
初期の対応間違えると介護拒否とか大変になるの家族なんだけどなぁ…
どこが悪くて、通院してきたのか詳しくは分からないけどじぃちゃんはエコー検査のため処置室に消えていきました。
仕事としては遠慮したい家族だったけど、実子が2人も付き添って通院しているのは羨ましかった。
普通は実子がするよね…
泌尿器科は実子が通院に付き添ってくるのが多い気がする。
ここに来るといろんな家族がいて人間観察するには面白いです