こんにちは。
毎週火曜日に更新しております大阪・関西万博の入場者数のまとめ記事、第6回をお送りします。
先週の記事をご覧になりたい方は、こちらをどうぞ。
万博協会が正式に公表している目標は、入場者数2,820万人。
ここに到達するかどうかが成功・失敗の判断基準の一つであると思っていますので、毎週月曜日に万博協会が公式発表している入場者数と、目標入場者数に対してどうなっているのか、9月15日に発表された9月13日までの情報を集計しました。
まずは9月7日〜9月13日までの入場者数の実績値です。
「入場者数(発表)」は、AD証で入場した「関係者」を含む人数、「入場者数(実質)」は、総入場者数から関係者を除いた人数となります。以下で記載する「入場者数」は、実質の入場者数となります。
実質累計入場者数は19,009,383人となっています。この1週間の合計入場者数は1,331,647人、1日あたりの平均入場者数は190,235人となりました。
前週が入場者数は1,106,490人でしたので、対前週で約20.3%増加となりました。
万博の開催も残り1ヶ月となり、駆け込みの入場者が増えてきているのでしょうね。
次に参考データとして、開幕日から9月13日までの曜日別の入場者数をご紹介します。
最近あまり変わり映えのしないデータです。入場者数が増加しているので、全体的に底上げされています。
さて、万博協会が目標に挙げている2,820万人に対する入場者数は?ということについてですが、前出の通り9月13日までで実質累計19,009,383人。目標入場者数に対して67.41%です。
会期184日間のうち、9月13日で154日目となり、日程の約84%が終了した状態ですので、入場者数が増えてきたとは言え、目標達成はかなり難しいでしょう。
それでは、入場者数2,820万人を達成するためには、残り期間で1日あたりどれくらいの入場者数が必要かを計算してみましょう。
これは2,820万から累計入場者数を差し引き、残り日数で割れば算出されます。
9月6日現在の状況は以下の計算式となります。
(28,200,000人 - 19,009,383人) ÷ 30日 =
約306,354人/日
1週間前の必要入場者数は284,285人/日でした。
過去の万博においても閉幕に向けてラストスパートがかかるのは常で、大きな気象状況の変化がなければこのペースは続くと思います。 ただ、既に大阪・関西万博会場としてのキャパがフルに近づいているので、言って本当に楽しめるのかどうかは疑問ではあります。次日本で大掛かりな万博が開かれるのがいつになるかわかりませんので、万博会場に足を踏み入れておきたい方々は行っておいた方が良いと思います。
(私は行きませんが…)
また、販売された入場券のうち300万枚が未使用で終わるのではないかという記事もありました。
先程書きました「万博会場のキャパ」に関係するところですが、そのキャパがあるために主要パビリオンが入場予約制にしていることもあって、閉幕に向けては「パビリオンの予約はしてないけど入場券は持ってるからとりあえず行く」人が増えてくると思います。
その結果、万博には行ったけど、何も見られずただ会場内を歩くだけという結果になりかねないのかなと思います。予約不要で、当初はガラガラだったコモンズ館への入場者も増えているらしいです。
万博協会は正式に「払い戻しはしない」と明言していますので、お気をつけ下さい。
以上となります。それでは、また来週!