こんにちは。
毎週火曜日に更新しております大阪・関西万博の入場者数のまとめ記事、第5回をお送りします。
今週は、月曜日に想定外のスケジュールが入ってしまったため、水曜日の更新となってしまいました。申し訳ありません。
先週の記事をご覧になりたい方は、こちらをどうぞ。
万博協会が正式に公表している目標は、入場者数2,820万人。
ここに到達するかどうかが成功・失敗の判断基準の一つであると思っていますので、毎週月曜日に万博協会が公式発表している入場者数と、目標入場者数に対してどうなっているのか、9月8日に発表された9月6日までの情報を集計しました。
まずは8月31日〜9月6日までの入場者数の実績値です。
(クリックすると拡大できます)
実はこの週末パソコンを購入し、違う表計算ソフトを使っているので、なぜか一部項目が灰色になってしまいます。お見苦しいところもあるかと思いますが、ご了解ください。
「入場者数(発表)」は、AD証で入場した「関係者」を含む人数、「入場者数(実質)」は、総入場者数から関係者を除いた人数となります。以下で記載する「入場者数」は、実質の入場者数となります。
実質累計入場者数は17,677,746人となっています。この1週間の合計入場者数は1,106,490人、1日あたりの平均入場者数は158,070人となりました。
前週が入場者数は1,054,631人でしたので、約4.9%増加となりました。
9月に入り、学生さんも学校が始まり、またこの週はなんと言っても台風が日本列島に上陸。大阪を直撃して大惨事になるのではと心配しましたが、幸い被害はなかったようです。
悪運が強い、とでも言うべきか。
次に参考データとして、開幕日から9月6日までの曜日別の入場者数をご紹介します。
この週も火曜日を底にして日曜日に向けて増加する傾向は続いていましたので大きな変化はありませんが、入場者数が増加してきているので、全体的な底上げは僅かですが感じます。
さて、万博協会が目標に挙げている2,820万人に対する入場者数は?ということについてですが、前出の通り9月6日までで実質累計17,677,746人。目標入場者数に対して62.69%です。
会期184日間のうち、9月6日で147日目となり、日程の約80%が終了した状態ですので、入場者数が増えてきたとは言え、目標達成はもう無理だと思います。
それでは、入場者数2,820万人を達成するためには、残り期間で1日あたりどれくらいの入場者数が必要かを計算してみましょう。
これは2,820万から累計入場者数を差し引き、残り日数で割れば算出されます。
9月6日現在の状況は以下の計算式となります。
(28,200,000人 - 17,677,746人) ÷ 37日 =
約284,385人/日
1週間前の必要入場者数は264,290人/日でした。
現状、大阪市内から万博会場のある夢洲へのルートである地下鉄及び道路のキャパシティを考慮すると、1日22万人程度の人数しか捌けないと言われていますので、1日28万人以上の入場者数を万博会場が受け入れることはできないと考えています。
しかも、9月7日から閉幕日である10月13日まで毎日28万人の入場者が来て初めて達成できるのですからね。
先週のニュースとしては、来場者が2000万人を突破!というものがありました。
これはもちろん、万博を見に来た人が2000万人を超えたと言うわけではなく、AD証で入場する関係者(メディアや万博スタッフ)も含めての数字になります。
9月6日現在で、この関係者の入場者数はのべ264万人を数えます。言ってみれば、万博協会の発表は264万人嵩上げて行われていると言うことになりますね。
毎日18,000~19,000人程度の関係者が入場していますから、今月下旬には300万人を超えると思われます。
私の予想は9月25日。当たるかな?
300万人目の入場者には何かプレゼントが用意されるのでしょうか?
と言うことで、今週は以上となります。また来週もお送りしますのでご期待ください。それでは。