こんにちは。

 

今年4月13日に始まる大阪・関西万博。

関西地区では盛り上げようと、テレビでは連日番組内に特集コーナーを作ったり必死だと聞いております。

 

こちら関東では残念ながらそこまでの盛り上がりはありませんね。たまに電車の中吊り広告に、例のミャクミャクくんのグロい姿が見えたりする程度です。

 

大阪の皆様、ご苦労さまです。

 

さて、昨年12月にこちらのアメブロで大阪・関西万博のチケット販売状況を書きまして、比較的多めのアクセスを頂いております。

 

 

あれから3ヶ月、チケットの販売台数はどうなったのか、簡単に振り返ってみましょう。

 

前回の記事にも書きましたが、万博協会のホームページで毎週金曜日に販売枚数の発表がされています。

私はこの発表を毎週エクセルに入れて記録してきていますが、今年に入ってからの販売枚数、及び万博協会が発表した、開幕日までの目標販売枚数(万博が黒字になる枚数)である1400万枚に対する達成状況をまとめました。

 

 

この記事を書いている時点(2025年3月17日)で直近の累計販売枚数は、約820万枚。目標の1400万枚まではあと380万枚。目標枚数に対する達成率は58.6%です。

 

開幕日までの日数は32日ですので、開幕までに毎週平均何枚売らなければならないかというと、126.7万枚になります。

 

では現在週何枚販売されているかと言うと、ここ2週間ペースが上がってきたとはいえ、13.7万枚です。計算しますと、今のペースの9倍の枚数を毎日、あと32日販売しなくてはならないということになります。

 

数字が物語る。万博協会はさすがに諦めたと見えて、石毛事務総長は2月28日の記者会見で「「1400万枚という数字は非常に野心的な目標だ」と言い始めました。

 

 

よほど大きく拡げた風呂敷を畳むわけに行かないのか、あるいはつまらないプライドが許さないのか、達成は困難(というかほぼ不可能)とは言わず、「目標が野心的」という表現にすり替え始めたのです。

 

チケットが売れる・売れないは、大阪・関西万博が黒字になるか赤字になるかに影響します。黒字になればよいのですが、赤字になると誰かが補填をしなくてはなりません。

 

誰がカバーするのか?一般的な民間企業であれば、自社で持つ資金から補填したり、可能な場合は銀行などから借り入れたり出資してもらってなんとかするのですが、万博協会は会社組織ではないので銀行や投資家を当てにすることはできません。

唯一の資金調達先は「税金」です。

 

負担は大阪府民、大阪市民だけでなく、国も負担している、つまり大阪府外に住んでいる日本の納税者も負担しなくてはならないのです。

 

もうアホらしくてお話になりません。

 

大阪の方は特に税負担が大変になるんだそうです。

税金を上げなければ、今の府市の財政でやっていくしかないのですが、できるのでしょうか…?

 

といったことを考えたり書いたりしているうちに腹が立ってきましたので、変に感情的な文章を書かないためにも、ここで止めておきます。

 

もう、万国博覧会と言う物自体が時代にそぐわないイベントになってきていると思いますので、日本に誘致するのはこれっきりにしてもらいたいものです。

そして、赤字になったらその責任をとって万博協会の幹部が自腹で補填してほしいと思います。(幹部はかなりの報酬をもらっているようです。賞与まで)

 

それでは!