いろいろと問題だらけの大阪・関西万博。

チケットも全然売れていないという話。

どれくらい売れているか(売れていないか)確認したくて、万博協会が入場券発売時から毎週公表している累計販売枚数をスプレッドシートに記録して計算してみました。

 

まず販売目標枚数は1400万枚。チケット発売日の2024年11月30日から開会日前日の2025年4月12日までは500日間で、開会日前日に目標を達成するためには28,000枚/日以上販売しなければなりません。

また、閉会日の2025年10月13日までは684日。閉会日までに目標枚数を販売できればいいのであれば、20,467枚/日以上の販売が必要です。

 

直近の発表は2024年12月13日に行われた、2024年12月11日現在の販売枚数です。

 

 

発売日から378日経過した状況です。

販売実績は7,424,618枚で、1日あたりの販売枚数は19,641枚/日。 まあ悪くないんじゃない?という見方もできますが、この中には企業・団体による大量の一括購入が含まれていることに注意すべきです。

 

これを踏まえて、目標を達成できるのか?ということについて考えてみたいと思います。

 

目標達成するためには、あと6,575,382枚の販売が必要。 2024年12月12日から開会日前日までの日数は122日間で、1日あたり53,897枚販売しなくてはなりません。

閉会日までに達成すればいいということになりますと、2024年12月12日から閉会日までの日数は306日間で、1日あたり21,488枚以上の販売が必要です。

 

ではここで、最近4週間の1日あたりの販売枚数を見てみましょう。

 

2024/11/14〜11/20: 45,217枚÷7日=6,460枚/日

2024/11/21〜11/27: 10,195枚÷7日=1,456枚/日

2024/11/28〜12/04: 32,111枚÷7日=4,587枚/日

2024/12/05〜12/11: 19,484枚÷7日=2,783枚/日

 

実績を見ると桁が違います。 目標達成はほぼ無理と考えるのが妥当でしょう。

 

1400万枚という目標枚数は、万博の運営費用を賄うために販売しないといけない枚数です。つまり、1400万枚売らないと赤字になるということです。

 

更に、万博の想定来場者数は2820万人。これで採算を弾いたり経済効果を計算していますので、現状の販売枚数では入場者が会場に落とす食事代・お土産などの売上も同様に未達になるでしょう。

 

一体どれだけ赤字が膨らむのでしょうか…?

赤字はだれが負担するのでしょうか…?

万博協会が他のところで頑張って儲けて補填するのでしょうか…?

 

そんなわけないですよね!

 

彼らはいくら損しても国民の税金が補填してくれると思っています。

 

儲からないことが分かっているのに「大丈夫、大丈夫」と、どんどん運営費用を増額していく万博協会。

まるでいつか勝てるだろう、大丈夫大丈夫と、どんどんお金を突っ込んでいくギャンブル依存症の人の様です。

 

早く止めなければいけないと思います。